スポンサード リンク
胃がん治療後の生活記事一覧
胃がんの手術を無事に終えて退院できた後は、少しずつ以前の生活に戻していくことになります。そして、胃がんを患っていた患者さんのほとんどが、以前と同じように見事に復帰できています。「自分も早く社会復帰したい」、「もう体は大丈夫だ」という気持ちが出てくれば、心の準備は間に合っているでしょう。ただし、復帰のタイミングは、治療後の経過や回復のペースの個人差などがあるので、それぞれ異なってきます。無理をしない...
胃がんの手術で病巣を取り除いたとしても、それで治療が完全に終わったというわけではありません。目に見えないような小さながんが残っており、それが元で再発する可能性もあります。がん細胞の増殖は、抗がん剤などによりある程度はコントロールすることができます。しかし、早期発見するに越したことはありません。通院の目的目的1 回復具合のチェックふだんの食事がきちんと取れているか、胃腸に気になるような問題はないかを...
手術後、数年経ってからあらわれる後遺症に、貧血や骨粗鬆症などがあります。食事のとり方は自分で改善することができますが、これらの症状にいたっては、病院で適切な治療を受けなければならない場合もあります。後遺症の治療には、手術を受けた病院に再び通わなければならないというわけではありません。術後8年ほど経過していれば、「がん」という病名での診療も継続できなくなります。一番よいのは、自分の負担にならない病院...
胸やけがする食道が痛む苦い水が上がってくるこのような不快な症状は、胃を切除した後にも起こり、多くの場合は就寝中にあらわれます。その原因は、「逆流」です。胃の出入り口(噴門や幽門)の機能が低下しているために、胆汁などの十二指腸の内容物が、胃の中に逆流してしまいます。逆流の2つのタイプ1つ目は、幽門を残した形式の手術後に生じる、胃酸などの内容物の逆流です。症状は軽めですが、就寝中に起こると飛び起きてし...
腹痛や便秘などの異常はないか手術後、傷が治るまでの過程で、腸の癒着(ゆちゃく)が生じることがあります。癒着とは、炎症などにより、本来離れているべき組織同士がくっついてしまうことをさします。腸の場合、腸管が曲がりくねっているので、隣接している腸管や腹膜などにくっついてしまうことがよくあります。すると、腸管が折れ曲がったり、ねじれたり、締め付けられるようになります。癒着した部分は、詰まりやすいことも挙...
胆石とはなにか?胆石とは、胆嚢(たんのう)にたまった胆汁の成分が固まってできた結石です。胆嚢には、胆汁をためておき、必要に応じて圧縮したり放出したりする働きがあります。【胆汁ができる流れ】・肝臓で胆汁がつくられる。 ↓ (食間の胆汁は、胆嚢で濃縮される)・食事により、胆汁の分泌を促すホルモンが出る。肝臓から大量の胆汁が放出される。 ↓・胆汁が脂肪分の消化吸収を助ける働きをする。 ↓・胆汁のほとんど...
手術で胃を切除した後は、栄養の吸収力も落ちるため、自然とカロリーも制限されます。これにより、以前に糖尿病の気があった人は、改善することがあります。その一方で、手術の後、しばらくしてから糖尿病を発症してしまう人もいます。糖尿病とは、膵臓が「インスリン」というホルモンを十分に出せなくなった状態をいい、血糖値が下がらなくなってしまいます。本来は、インスリンの働きにより、血糖が肝臓や筋肉にグリコーゲンとし...
手術前にはさまざまな検査をして、広がったがん細胞を見つけていきます。最近では機器の進歩によって、見つけられる精度も向上しています。しかし、手術でがんをすべて取り切っても、再発することがあります。これは、手術のときには見えなかった小さな”がんの芽”が徐々に増えていき、大きくなったことによるものです。胃がん手術後の患者さんの約30%に再発が起こるとされています。再発を予防するために、治療時にはがん細胞...
日常生活を充実しましょう胃がん手術後は、いつ起こるか分からない再発に、不安や悩みがでてくるかもしれません。しかし、いつもマイナスな思考でいると、体にも心にも良い影響は与えません。ストレスがたまって、免疫系統に異常がでて、さまざまな病気になりやすい体をつくってしまいます。まずは、毎日の暮らしを充実させて、不安を取り除くことが、再発防止への手がかりになります。生活の見直しがんの再発には、生活習慣も関係...