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肝臓がんの最新治療法記事一覧
ラジオ波焼灼療法は局所療法の1つで、近年施行例が増えている治療法です。どんな治療法なのかというと、皮膚の上から肝臓に向けて細長い針を刺して、先端からラジオ波を流していきます。治療の流れ局部麻酔をする→超音波検査でがんの位置を確認→治療針を刺す→ラジオ波を流す→がんを加熱して、凝固させながら針を抜く→がんの数に応じて繰り返し行う治療には麻酔をおこないますが、術中に針を刺す際には多少の痛みがあります。...
エタノール注入療法もラジオ波焼灼(しょうしゃく)療法と同じく、がん細胞のみを治療する局所療法です。ラジオ波との違いは、治療範囲は広くなっていますが、効果はやや落ちています。がんを完全に壊死させるには何度か治療をくり返すことになります。治療に使うエタノールは、水や不純物が混じっていない無水エタノールになります。エタノールには、ふれた細胞を凝固させるという性質があるため、がん細胞にも効くのです。○治療...
肝臓がんは、肝動脈から栄養を摂取することで増殖しています。そのため、栄養源となっている血管を塞いでしまえば、がん細胞を壊死させることができるのです。そうすると、「血管を塞いで肝臓は大丈夫なのか?」という疑問が出てくるかと思いますが、心配はいりません。肝臓への栄養供給のほとんどは、門脈という場所からおこなわれているので、肝動脈を塞いでも大丈夫なのです。○治療の流れ局所麻酔をする→足の付け根からカテー...
かつては、肝臓がんを治療する方法は、抗がん剤を投与するか、手術をおこなうかの2通りしかありませんでした。しかし、病因の解明と、医療技術の進歩・開発によって次々と新しい治療法が確立されつつあります。発病後の5年生存率のデータを見ても、むかしは10%程度だったものが、現在では50%を超えるまでになっています。今後も肝臓がんの研究によって、新しい治療法が見つかると予想されますが、ここでは現在期待されてい...
がんが多発していたり、拡大していたりして他の治療法が行えない場合は、抗がん剤を使用した治療法を検討していきます。抗がん剤は、がん細胞を死滅させる薬であり、がんの進行度や個人の体質に合わせて、たくさんの種類の抗がん剤が用意されています。ただし、抗がん剤はさまざまな副作用もあらわれるため、経過を観察しながら慎重に投与されます。動注療法下腹部、足の動脈からカテーテルを挿入して、抗がん剤を注入していきます...
体への痛みは、がんの進行によるものや、手術による痛み、その他の治療後の痛み、腹水や胸水などの合併症による痛みなどがあります。そのような病気による痛み、副作用による痛みをやわらげるのが疼痛治療です。疼痛治療には、主に鎮痛剤などの薬を使っていくことになりますが、それ以外にも、患者と対話することで、病気への不安や絶望感を取り除く心のケアも大切な役割を果たしています。ストレスや不安は体の免疫機能を低下させ...