スポンサード リンク
脳出血の治療記事一覧
診察で状態を調べる脳出血の発作が疑われる場合には、脳の状態を調べて、どこに出血が起こっているのか、体のどの部分に異変が生じているのかなどを調べていきます。医療機関に運ばれると、医師はまず患者さんの診察を行います。診察では、発作の起こった状況症状の程度持病や既往歴などを患者本人、付き添いの家族から聞いたりします。他には、意識・感覚障害の程度瞳孔の開き具合マヒの程度を確認していきます。発作からの時間が...
高血圧以外の原因で引き起こされる脳出血を「非高血圧性脳出血」といいます。もともと脳の血管に異常があるケースも多く、若い患者さんに多くみられます。高血圧以外の原因による脳出血は、約2割と少ないですが、部位別に見ると、高い割合を示しているものもあります。脳血管の異常脳の血管の形状に問題があるために、脳出血を引き起こしやすくなります。このような異常は、検査を受けて偶然に発見されることがほとんどです。また...
近年注目されている病気に「(老人性)脳アミロイド血管症」というものがあります。脳アミロイド血管症の原因は、髄膜や毛細血管、大脳皮質の小動脈の内部に「アミロイド」という老廃物がたまって、血管壁が弱くなることによるものです。アミロイドは加齢とともに蓄積してくるため、とくに高齢者に多い疾患となっています。多発・再発もしやすいという特徴があり、非高血圧性脳出血を引き起こす要因にもなっています。症状皮質下・...
脳出血の手術では、さまざまな方法で血腫を取り除いていきます。確実性が高い治療法ですが、患者さんにかかる負担も大きい為に、体力に不安がある場合は慎重に検討していきます。手術を行う際は、明確に目的を設定します。目的は大きく2つあり、「予後」と「救命」を目安にしていきます。発作がごく軽く、意識がはっきりしている場合は、薬物治療でも十分な治療効果を期待できます。負担の大きな手術をするメリットはあまりありま...
切開して血腫を取り除く方法頭蓋を切開する手術を「開頭手術」といいます。開頭して、手術用の顕微鏡を使い、脳を圧迫している血腫を取り除いていきます。開頭手術のメリット 出血中でもおこなうことができる手術中には、細い血管から出血することがよくありますが、開頭手術ならすぐに止血処置ができます。開頭手術のデメリット 身体的負担が大きい患者さんにかかる身体的な負担がかなり大きくなります。全身麻酔で、長時間の手...
3種類の薬を主に使う脳出血の薬物療法は、手術が向かない部位に出血が起こった場合や、症状の程度が軽い場合におこなわれています。患者さんの状態に合わせてさまざまな薬を使っていきますが、基本的には3種類の薬を使用していきます。止血薬血液を固める働きのある薬を使って、出血を止めていきます。降圧薬血圧が高い場合や、高血圧性脳出血の場合には、血圧を下げる薬である降圧薬も併用していきます。血圧が高いと、出血しや...
多くみられる3つの後遺症脳出血では、さまざまな後遺症が生じてきます。脳卒中の発作を起こした後に、多くみられる後遺症は以下の3つになります。うつ状態もっとも多い心の後遺症がうつ状態です。脳出血の患者さんのうちの約60%の人に、なんらかのうつ症状がみられるというデータもあります。原因は、発作のショックによる混乱と、脳の働きの低下によるものと考えられています。うつ状態が続くと、身体能力が低下したり、認識...
リハビリの3つのステージと目的リハビリの目的は、できるだけ自立した生活を送ることです。失われた機能を取り戻す以外にも、残された機能を生活に活かすための訓練がおこなわれます。また、リハビリは病院などの医療機関だけでおこなわれるものではありません。自宅に帰ってからも回復した機能を維持していくことが必要となります。リハビリはずっと続いていくものと考えましょう。リハビリは主治医、看護師、理学療法士、作業療...