パーキンソン病の基礎知識記事一覧
パーキンソン病とはどのような病気なのか
手足のふるえ、筋肉のこわばりなどの症状が出る病気パーキンソン病とは、1817年にイギリスのジェームズ・パーキンソンによって報告されたもので、体の動きがだんだん不自由になっていく病気です。日本では難病(特定疾患)に指定されています。代表的な症状には、手足のふるえ、筋肉のこわばり、動作が遅くなる、体のバ...
パーキンソン病の原因/リスク因子
パーキンソン病は、脳の黒質の細胞が破壊されて、ドーパミンが減少することにより起きるということを述べましたが、それではどのようなリスク因子によって起こされるのでしょうか。この点については、現在でも研究中でまだよく分かっていないのですが、いくつかの原因が考えられています。なかでも「ミトコンドリア機能障害...
パーキンソン病の初期症状とは
体の不調を見逃さないパーキンソン病は、長い時間をかけてゆっくりと進行するので、初期にはなかなか症状に気づくことができません。パーキンソン病の症状自体は、手足のふるえや筋肉のこわばりなど、特有のものがありますが、それらがあらわれる頃にはかなり進行してしまっていることも考えられます。また、本人が自覚でき...
パーキンソン病の4大症状
パーキンソン病には、大きな特徴のある4つの症状があります。これらの症状は、パーキンソン病であるかどうかを判断するときにたいへん重要になります。ただし、症状のあらわれ方も人それぞれで個人差があります。例えば、手足のふるえで見つかるケースが多いのですが、まったくあらわれない患者さんもいます。1.手足のふ...
パーキンソン病の自律神経症状/精神症状
パーキンソン病の4大症状のページで紹介したように、ふるえ、筋固縮、寡動/無動、姿勢反射障害の4つがおもな症状です。しかし、パーキンソン病の症状は運動面に限りません。心臓や胃腸などの内臓器官の働きを調整している自律神経の乱れで起こる症状や、精神的な症状もみられます。自律神経症状便秘ほとんどのパーキンソ...
家族性・若年性パーキンソン病について
親がパーキンソン病にかかっている場合、自分も将来同じ病気になるのではないかと不安に感じることと思います。この点に関して、パーキンソン病の患者さん全体の5〜10%は、遺伝によって起こる場合があることがわかっています。これを「家族性パーキンソン病」といいます。家族性パーキンソン病にはいくつかの種類がある...
パーキンソニズムとは?症状や原因
パーキンソン病によくみられる、手足のふるえ、筋肉のこわばり、歩行障害などの症状を「パーキンソニズム」といいます。ただし、これは病気の名前ではありません。また、これらの症状があるからといって、パーキンソン病であるとは限りません。ここを間違えると、今後の治療にも影響してくるので注意しなければなりません。...