食道がんに関しての検査はいろいろありますが、まずはがんの有無を調べる検査がいくつかあります。もっともよく使われる検査法の1つに、内視鏡検査があります。内視鏡検査では、小さながんでも発見できるのがメリットとなります。近年でも、はじめから内視鏡検査でがんを見つけることが多くなってきました。X線を使った検査には、X線造影検査があります。バリウム(造影剤)を飲んで、食道を流れ落ちるタイミングで撮影していき...
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食道がんの種類と検査方法記事一覧
超音波検査でがんの深さを調べる食道の粘膜にできたがんが、どの程度の深さまで進んでいるのかを調べるためには、超音波検査を行っていきます。がんの表面だけを見ても、がんの進行具合は分からないため、超音波を使用していきます。内視鏡の先端から超音波を発信して、その超音波の反射の状態を調べて、がんの深さを把握することができます。リンパ節転移を調べるCT、MRI検査がんが食道の壁から、まわりのリンパ節や臓器に転...
食道壁の構造食道壁の構造を簡単に紹介すると、内側から粘膜、粘膜筋板、粘膜下組織、固有筋層(輪状筋、縦走筋)、外膜という順に構成されています。厚さは約4mm。がんは、内側の粘膜から発生していき、進行するにつれて外側へ浸潤していきます。また、食道の外側から発生するのもについては、がんとは呼ばず、「肉腫」として区別されています。がんの深達度による分類がんのもっともよく使われる分類が、深達度による分類です...
病期を把握してから治療を選択食道がんに限らず、がんの治療には、病期(ステージともいう)を把握することが不可欠になります。がんのタイプや進行度の情報だけでは、適切な治療を選択することはできません。食道がんの病期を決める要素は次の3つになります。がんの深さ(T)リンパ節への転移(M)周辺臓器への転移(N)これは、「食道癌取扱い規約」によって定められたものであり、国際的な病期分類にもなっています。TMN...