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子宮がんの基礎知識記事一覧
子宮頸部と子宮体部に大きく分かれる子宮がんが子宮のどの部分にできるのかを知るためには、まずは子宮の位置や構造などの基本的な情報を把握しておきましょう。子宮とは、ご存じの通り、妊娠時に体内で子供(胎児)を育てるときの入れ物となる器官です。非妊娠時の大きさは縦約6〜8 cm、横約4〜5 cm、重さが約50gとなっています。下腹部の骨盤に囲まれて守られており、しっかりと固定されています。子宮をはさんで、...
子宮体がんにも以下のように2種類があります。子宮内膜に発生する「子宮内膜がん」子宮の筋肉に発生する「子宮肉腫」ただし、子宮体がんの9割以上は子宮内膜がんとされています。子宮肉腫は非常にまれな病気のため、子宮体がんといえばほとんどのケースで子宮内膜がんのことをいいます。当サイトでも子宮内膜がんを子宮体がんとして扱っています。子宮体がんの原因には、2つの女性ホルモンが関係しています。ひとつはエストロゲ...
子宮体がんの原因は、女性ホルモンのバランスの乱れが大きく関係しています。したがって、ホルモンのバランスがくずれやすい閉経前後の50〜60代の女性に多くみられます。しかし、最近では若年化する傾向があります。若い女性でも以下のひとつでも該当している方は、生活習慣を見直したり、がん検診を定期的に受けるようにしましょう。更年期に不正出血がある女性更年期では、月経があるようにみえても、排卵が起こっていない場...
子宮体がんの進行度(ステージ、病期ともいう)は、がんの進行具合や転移の有無などによって、0期〜W期までの5段階に分けられています。子宮体がんの進行期分類0期子宮内膜異型増殖症Ta期Tb期Tc期がんが子宮内膜のみにとどまっている状態子宮内膜を越えているが、浸潤(深さ)は子宮筋層の2分の1以内子宮筋層の深さ2分の1を超えて浸潤しているUa期Ub期子宮体部だけでなく、子宮頸部の表面に広がっている状態子宮...
子宮頸がんとは、子宮頸部の上皮細胞から発生するがんのことをいいます。子宮頸部は、膣に近い部分が扁平上皮、子宮体部に近い部分が腺上皮という、2種類の上皮細胞でおおわれています。扁平上皮・・・子宮頸部の表面をおおっており、細胞が15〜20層に重なって、表面にいくほど扁平になっているのが特徴です。底のほうは、小さい細胞が円形になって詰まっています。腺上皮・・・子宮のほかに、胃や腸管などの粘膜にもみられる...
最近の20代の若い女性に急増している子宮頸がんですが、その原因の99%は「ヒトパピローマウイルス(以下HPV)」というウイルスの感染によるものです。これはセックスなどの性交渉によって感染します。ただ、HPV自体は、足の裏にできるいぼの原因にもなるありふれたウイルスです。性交渉の経験のある健康な女性の約3割は、HPVをふつうに保有しているといわれています。HPVには100種類以上の型があることが分か...
子宮頸がんの進行度(ステージ、病期ともいう)も、がんの大きさや広がりぐあい、転移の有無などによって、0期〜W期の5段階に分けられています。このうち、0〜Ta期が初期のがんとなります。子宮頸がんの進行期分類0期がんが子宮頸部の上皮内にとどまっている状態Ta期Tb期粘膜の下の膜(基底膜)を越えているが、深さは5mm以内、広がりが7mmを超えない子宮頸部にとどまっているが、浸潤が深くなっている 転移の可...