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子宮がんの検査と診断記事一覧

更年期を過ぎて不正出血などの自覚症状があるときや、婦人科で「子宮体がんの疑いがある」と診断されたときは、子宮体がんの検査を受けましょう。検査は、問診→内診→細胞診という順番で行われ、必要に応じて組織診や超音波検査などを行います。1.問診ほとんどの病院に問診票が用意されています。医師は問診票に書かれている内容をもとに質問をしてきますので、すべてを隠さずに、具体的に記入するようにしましょう。【聞かれる...

組織診で診断が確定します子宮体がんの細胞診で陽性と判定された場合や、患者さんの症状で子宮体がんの疑いがある場合は、組織診に移ります。組織診とは、子宮内膜の一部を削り取って顕微鏡で観察する方法です。子宮体がんの確定診断としても重要な検査です。細胞診の場合は、ブラシのようなもので細胞をこすり取る方法でしたが、組織診では、「キューレットゾンデ」という細長い器具を腟から挿入して、子宮内膜の組織を少し切り取...

子宮がんから自分の体を守るためには、子宮がん検診を受けることが大切です。とくに子宮頸がんの場合は、子宮体がんと違って初期に自覚症状がほとんどないため、早期発見には子宮がん検診が欠かせません。一般に「子宮がん検診」といえば、ほとんどの場合で子宮頸がんのみの検診を指します。子宮体がんの検診は必要に応じて行います。子宮頸がん検診は、以前までは30歳以上が対象となっていましたが、子宮頸がんが若い女性に増え...

子宮がん検診では、問診と内診のあとに細胞診が行われます。費用は3000〜5000円程度になります。健康保険組合や自治体が実施している検診であれば、一部もしくは全額が補助されるので利用するとよいでしょう。細胞診では、腟に腟鏡(クスコ)を入れて、ブラシや綿棒で子宮頸部の細胞をこすり取っていきます。時間は1分ほどで、痛みもほとんどないため心配はありません。採取した細胞は顕微鏡で観察していき、大きさや形、...

子宮頸がんの細胞診で、クラスV以上という診断が出た場合や、異形成がんが疑われるような場合は、確定診断をするために組織診(コルポスコピー)を行います。組織診では、コルポスコープという腟拡大鏡を使って子宮頸部の粘膜の表面を拡大して観察していきます。病変部を顕著にするために、3%の酢酸溶液を子宮腟部の表面に塗ります。これをコルポスコープで観察すると、異常な部分の子宮頸部の表面が白濁してきます。その色合い...

最近ではがんの早期発見のためにPET検査を利用する人が増えています。PETは「陽電子放射断層撮影」のことで、ポジトロンCTとも呼ばれることがあります。子宮頸がんPETは子宮頸がんの検査で役に立ちます。その理由は、子宮頸がんの組織型は扁平上皮がん(約80%)、腺がん(約15%)、その他に分けられていますが、そのうち扁平上皮がんと腺がんではFDGが高集積するからです。FDGとはブドウ糖代謝を調べるPE...