薬の種類、働き、効果を知る

薬の種類、働き、効果を知る

病院選びのポイント
統合失調症は、できるだけ早く発見して治療を始めるほど、その分回復も早くなります。治療が遅れてしまうと、薬を飲んでもなかなか症状が改善されません。しかし、急性期の患者さんは自分が病気であると自覚していることが少ないため、病院に行きたがらない場合も多くみられます。さまざまな事情で、患者さんが病院に行きたがらない場合は、周囲の人が受診をすすめてあげなければなりません。まずは、周囲の人だけでも医師や保健所などに相談してみましょう。Q.病院の何科に行けばいいの?A.統合失調症は心の病気なので、精神科、神経...
統合失調症の治療に使われる薬の作用
統合失調症の治療の中心は、薬物療法とリハビリテーションになります。精神的な興奮が激しい急性期には、薬で症状を抑えなければなりません。しかし、興奮や不安のために薬を飲んでくれない患者さんも多くいます。患者さんが安心して薬を服用できるように環境を整えてあげましょう。薬の主な3つの作用統合失調症の治療に使われる抗精神病薬は、大きく3つのタイプに分けられます。ただし、ほとんどの薬はいくつかの作用を併せ持っています。最近になって新しく使われるようになった薬に「非定型抗精神病薬」があります。いままで治療がむ...
薬の副作用とその対処法
病気を薬で治療する際は、その副作用にも気をつけなければなりません。薬がよく効くということは、それだけ副作用も大きくなることがあります。しかし、副作用をおそれるあまり、薬を飲まないというのも間違った選択です。まずは起こる副作用を知っておき、慌てずに対処する方法を身につけていきましょう。よくみられる副作用ぼんやりするほとんどの薬には鎮静作用があるので、服用量が多いと、頭がぼんやりしてきて眠気が強くなってきます。非定型抗精神病薬にはこのような作用はありません。手がふるえる、舌がもつれる幻覚や妄想をやわ...

統合失調症の治療は、薬の役割が大きくなっています。薬の働きや効果をよく知っておきましょう。

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