無理なダイエットをしていませんか?
脂肪が燃えにくい体になってしまう
美を追求する女性とダイエットは切っても切り離せない関係にあります。若い女性の間でさまざまなダイエットが流行っているのも納得できます。また、現代人は食べ過ぎによる病気も多いために、食事を少なめにすることも大切です。
しかし、無理なダイエットは体のバランスを崩して、冷えを呼び込む原因となってしまいます。とくに、痩せる必要のない人までもが、周りの流行にのせられてダイエットに走るというケースもよくみられます。
みなさんは手っ取り早くやせるために、「食べない」という選択をとってしまいます。その結果がもたらすものは「栄養不足」です。
栄養不足になると、体を燃やすためのエネルギーが不足するので、脂肪が燃えにくい体になってしまいます。脂肪が燃えないと体は冷えていってしまうのです。
見た目はやせている「隠れ肥満」に注意
元からダイエットの必要がない人が無理なダイエットをしていると、見た目はやせているのに体脂肪率は高いという「隠れ肥満」になりやすい兆候があります。
隠れ肥満になる人の共通点には、朝食を食べなかったり、食事が不規則であるという傾向があります。
健康的にやせるには、食事をしないダイエットはやめて、食事をきちんと食べ、体をよく動かす方法に切り替えましょう。筋肉を動かすことで脂肪が燃えやすい体になり、血流の改善、免疫力の強化にもつながります。
若い頃のダイエットは更年期障害を招く
無理なダイエットは、脂肪を燃えにくくして体を冷やすだけではありません。女性のホルモンバランスを乱してしまうことも大きな問題となります。
女性ホルモンは、皮下脂肪を使ってつくられているため、栄養不足で脂肪が減ると、月経が止まることもあります。卵巣からはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類のホルモンが分泌されていますが、閉経によって分泌される女性ホルモンが大きく減少します。
とくに、エストロゲンは、髪の毛を成長させる、肌の張りをよくする、骨の新陳代謝を調整する、血液循環をよくして血中コレステロールを減らすという役割をもっています。
閉経してこのようなホルモンが減少してしまうことで、コレステロール値が急激に上昇し、血管に血栓ができやすくなってしまいます。時間を経て更年期にさしかかると、様々な症状となって現れるおそれがあるのです。若い頃の無理なダイエットの影響は、後々現れてくることになります。
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