ストレスをため込むと体の冷えに

ストレスと冷え

ストレスは自律神経を乱す

 

現代社会はストレス社会ともいわれているように、あらゆるところでストレスがたまりやすい構造になっています。「ストレスは万病のもと」の通り、大きな病気ではありませんが、その引き金をつくるものになってしまいます。

 

イライラしてストレスがうまく解消できないままでいると、新しいタイプの冷え症である「ストレス冷え」になってしまいます。

 

あまり知られてはいませんが、冷えはストレスと大きく関係しています。体の体温調節は自律神経がコントロールしているおかげですが、自律神経は脳の視床下部により制御されています。そして、視床下部はストレスを認知する部分でもあるため、ストレスと体温は関係してくるのです。

 

人がストレスを感じたり、心配事をためこむような状態になると、自律神経が乱れて体温の調節がうまくできなくなります。これが自律神経失調の状態です。

 

どちらかといえば神経質で几帳面な人は、自律神経失調になりやすい傾向にあるため注意しなければなりません。このような繊細な人は、人間関係のストレスをうまく解消する術を身につけていないことが多いようです。

 

現代生活を反映するさまざまなストレス

 

ストレスといっても、精神的なストレスから身体的なストレスまでいろいろあります。最近では、電磁波や食品添加物、化学物質などによるストレスにも注目が集まっています。

 

電磁波は、電気と磁気が影響してつくられるもので、生活には欠かせない携帯電話、パソコン、電子レンジなどから放出されています。食品添加物は、食生活が乱れている人はとくに注意しなければなりません。

 

その他、不規則な生活や睡眠不足なども自律神経を乱す原因になります。

 

ストレスとうまく向き合うには

 

人間はだれしもが少なからず何らかのストレスを抱えています。ストレスをまったく感じない人はいないでしょう。「あの人はいつも気楽でいいな・・・」と思っていても、その人なりのストレスを抱えているかもしれません。

 

しかし、ストレスと向き合って上手く解消する方法を身につければおそろしいことはありません。お風呂にゆっくりつかって体を温めてリラックスしたり、趣味に打ち込んでストレスを解消するなど、方法はいくらでもあります。たっぷり時間をとって、自分なりのストレス解消法を見つけることもいいでしょう。心がリラックスすれば、しだいにイライラが消えていき、ストレスに強くなれることもあります。

 

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