冷え症について知る

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冷え症は体質か病気なのか
西洋医学にはない「冷え症」成人女性の多くが悩んでいる冷え症は、ポピュラーな病気のひとつです。しかし、西洋医学では「冷え症」という病名はなく、病気の定義もされていません。代わりに、冷えとは末梢の血管が収縮して、皮膚にくる血液が不足している状態と考えられています。そして、手足や腰などの体の特定の部分が冷たく不快に感じられる状態が6ヶ月以上続くと「冷え性」とされています。「冷え症」ではなく「冷え性」という表記である理由は、病気ではなく、血行が悪い体質であったり、老化や更年期に伴い出てくる症状と考えられ...
自律神経の乱れと冷え症
人間の体温は37度前後に保たれていますが、これは自律神経系の働きによるものです。自律神経は体温調節装置の役割を果たしています。寒いとき外気温が下がって寒くなると、皮膚にあるセンサーが情報をキャッチし、脳の視床下部にある体温調節中枢に伝えます。これを受けた体温調節中枢は、体内でつくられる熱の量などを調整します。また、脳は血管を縮める命令を出して、体から熱が放射する量を少なくします。暑いとき外気温が高くなると、脳は血管を拡張させて熱を外へ逃がす命令を出します。交感神経と副交感神経自律神経は、体じゅう...
冷え症になりやすい人のタイプは?
東洋医学、とくに漢方医学によって漢方薬を処方してもらう際には、患者さんの体質を「虚証」と「実証」に分けて診断していきます。診断結果によって、ストレス、冷房への強さや、冷えのタイプをおおまかに知ることができます。簡単に説明すると、顔が青白く、虚弱で冷えに弱そうな人のことを「虚証」、元気で食欲が旺盛、生まれつき体質が強い人を「実証」と呼びます。自分はどちらの分類に当てはまるのかを確認してみましょう。ただし、どちらのタイプの人も冷え症になる可能性はあります。また、体質は人によってもさまざまです。虚と実...
冷え症はなぜ女性に多いのか?
冷え症は男性の病気であるというイメージはほとんどありません。とにかく女性の病気であると思われています。その理由は、冷えをためやすい女性の体のメカニズムと関係があります。女性の体の構造が冷えをためやすい冷えは血液の循環が悪くなることによって起こります。その冷えがいちばんよくみられる部分が、手足と下腹部です。体の末端部分である手足は、血液が行き届きにくいため冷えやすくなるのです。ただ、筋肉をよく動かす部分でもあるので、血液の循環は促されます。一方の下腹部については、運動できる機会が少ないため、一度冷...
男性にあらわれる冷え症
最近では、冷え症は女性だけのものではなくなってきています。男性も女性と同じように冷えのトラブルで悩んでいる人が多いようです。現代社会では、ストレスがたまりやすく食生活の乱れが起こりやすいことが大きく関係しています。ほかにも、喫煙で血液がドロドロ状態になって、手足の先まで血液が流れなくなることが冷えの原因になっています。男性冷え症は腎臓の機能に関係女性の冷えは下腹部でよくみられますが、男性の場合は腎臓に影響してきます。腎(東洋医学では腎臓と泌尿生殖器をさす)の機能が衰えてくると、足が冷えてきます。...

冷えは現代人の体の不調に大きくかかわっています。冷え症とはどのような症状なのかを紹介しています。

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