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食べ過ぎによる脂肪肝を防ごう
脂肪肝とは、肝臓に脂肪が溜まってしまう内臓の病気です。フォアグラを食べたことのある人はそれを思い浮かべるとわかりやすいでしょう。脂肪肝は大したことないと思われがちですが、治療せず放置しておくと肝臓がんや肝硬変を引き起こす可能性があります。
脂肪肝にもいくつか種類があります。まずお酒の飲み過ぎが原因となって起きるものはアルコール性脂肪肝です。日本酒なら1日5合、ワインなら1リットル、ビール大なら5缶、焼酎なら500ml、ウイスキーなら300ml、これらに相当する量を1週間以上飲み続けると、ほぼ9割の人に脂肪肝が発生すると言われています。
しかし、日本人の脂肪肝の原因の多くは飲みすぎではありません。肥満や糖尿病、ストレス等による非アルコール性脂肪肝(NAFLD)です。成人の8%程度はNAFLDであると言われています。NAFLDは、症状が軽く脂肪が沈着するのみの単純性脂肪肝(NAFL)と、炎症を起こし線維化が進行する非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の2種類あります。
なかでも予後が悪いNASHですが、アルコール性の脂肪肝とは違って複数の要因が関係しているので、簡単に治すことができないのが難しいところです。まずは暴飲暴食を避けることから始めましょう。食べ過ぎを防ぐためには、満腹までいかずに少しまだ食べることができるくらい、要は腹八分目ということです。
肝臓は沈黙の臓器とも言われ、少し異常があったくらいでは自覚症状はありません。これは肝臓の再生能力や神経がないことが関係しています。ただし、脂肪肝になると疲れやすいという症状はでてきます。
これは脂肪肝になると、血液中に脂肪分が増えることにより血がサラサラではなくなり、血流が悪くなるからです。血流が悪くなれば酸素が行き届かなくなり、老廃物の排出が悪くなって、疲労物質が蓄積するためです。
生活習慣が不規則な人で最近疲れが取れずにだるいと感じる方は、自分はお酒を全く飲まなくても脂肪肝について医師に相談してみると早期発見につながるかもしれません。
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