活性酸素への基本的な対策
活性酸素を放っておくと、その性質は凶暴になり、体のサビつきをどんどん進行させてしまいます。いつまでも若々しく、病気にならないための体を作るには、活性酸素によるサビを防ぐことが重要となります。
対策1 活性酸素の発生を最小限に抑える
活性酸素の発生源には、タバコ、農薬、発がん性が確認されている食品添加物などがあります。日常生活のなかから、これらの発生源をできるだけ体内に取り込まないようにしなければなりません。
活性酸素の発生量を増やす生活を見直すことも大切です。
対策2 発生した活性酸素をすぐに消す
酸素を使って生きている以上、少なからず活性酸素は発生します。しかし、発生した活性酸素は、酵素や抗酸化物質で除去することができます。
これらは食事で増やすことが可能なので、意識して取り組んでみましょう。
酵素
酵素はたんぱく質の化合物であり、体内でつくられます。
カタラーゼ、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、ぺルオキシダーゼの3つは、活性酸素を消す働きがあります。
抗酸化物質
抗酸化物質は体内で作ることができないので、食事からとらなければなりません。
ビタミン類やフラボノイド類には、活性酸素を消す働きがあります。
カット・ソッド試験とは?
目に見えない活性酸素の細胞内での発生を、目に見える形で示す検査方法が、西岡グループが開発したカット・ソッド試験です。
カット・ソッド試験:発生テストでは、調べたい物質が活性酸素の発生源なのか、どのようなタイプの活性酸素をどれほど発生させるのか、などを確かめることができます。
この方法を応用したカット・ソッド試験:消去テストでは、細胞内で発生した活性酸素を除去する物質を調べることができます。
これらのテストの結果から、活性酸素への対抗策となる物質や食品をみていくことにします。