統合失調症Q&A
Q.統合失調症はすごい珍しい病気なの？
A.統合失調症の患者さんは、およそ１００人に１人の割合でいると考えられています。これは決して少ない数ではなく、珍しい病気であるとはいえません。病気を周囲の人に隠している人が多いことも考えられます。
Q.統合失調症はよくならないの？
A.統合失調症は、薬を正しく使えば、多くの症状は改善されます。けっしてあきらめずに治療を続けることが大切です。
Q.統合失調症は薬を飲むしか治療法はないの？
A.いいえ、薬を飲むことだけが治療ではありません。社会復帰のためにリハビリテーションへの取り組みが進んでいます。
Q.統合失調症は家族にはどうすることもできない病気なの？
A.回復には周囲の人の気持ちが大きくかかわっています。とりわけ、もっとも接する機会の多い家族とのかかわりが再発のリスクを左右しています。患者さんに批判的な接し方や、過度に心配するのは避けましょう。
Q.病気にかかると社会で働くことは難しいの？
A.病気と付き合いながら、社会で働いている人はたくさんいます。就労で向けた施設でリハビリを利用する方法があります。
Q.病気になると人格が大きく変わってしまう？
A.病気のはじまりは、精神的な興奮が激しく、幻聴や幻覚などの症状が現れる急性期となります。続いて、元気が出ない状態になる消耗期がやってきます。これらの症状は、薬などで改善させることが可能です。
Q.結婚をあきらめてしまう人も多いの？
A.最近では結婚をする人の割合もじょじょに増えてきています。結婚や出産に関しては、さまざまな悩みに直面すると思われますが、周囲の人とよく話し合うことで乗り越えていかなければなりません。