統合失調症(消耗期)

統合失調症(消耗期)

消耗期の症状
統合失調症の急性期には、心も体もたくさんのエネルギーを使ってしまいます。興奮し続けた影響で、今度は極端に活動性が低くなる時期に突入します。それが「消耗期」です。消耗期は、使い果たしたエネルギーをためるための充電期間です。このときの患者さんは、よく眠るようになり、小さな子どものようなふるまいをすることもあります。甘えん坊になる周囲の人にまとわりついたり、いっしょに寝たがったりと、子どもに戻ったような行動をとるようになります。間食をする食事の時間以外にも、お菓子や甘いものをよく食べるようになります。...
消耗期への対応
消耗期にある統合失調症の患者さんは、とにかく無気力で子供じみたふるまいをするようになります。しかし、このときに「しっかりしろ!」と言いつけたり、イライラしてはいけません。心配しすぎて、かまいすぎるのもよくありません。この期間は患者さんがゆっくり休むべきであり、周囲の人はあせらずに待つことが肝心です。疲れた神経を再び元気にさせるには、とても長い時間がかかります。消耗期から回復期を経て調子が整うまでに、およそ2年〜3年はかかるとされています。患者さんのペースを尊重して、少しのふるまいはおおめに見てあ...

統合失調症の消耗期になると、元気が出ない状態が続き、よく眠るようになります。症状と対応法を紹介しています。

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