薬の副作用とその対処法

症状が出たら早めに相談をする

病気を薬で治療する際は、その副作用にも気をつけなければなりません。薬がよく効くということは、それだけ副作用も大きくなることがあります。

 

しかし、副作用をおそれるあまり、薬を飲まないというのも間違った選択です。まずは起こる副作用を知っておき、慌てずに対処する方法を身につけていきましょう。

 

よくみられる副作用

 

ぼんやりする

ほとんどの薬には鎮静作用があるので、服用量が多いと、頭がぼんやりしてきて眠気が強くなってきます。非定型抗精神病薬にはこのような作用はありません。

 

手がふるえる、舌がもつれる

幻覚や妄想をやわらげる薬に多くみられる副作用です。運動をつかさどる神経に影響が及ぶために起こります。姿勢が前かがみになることもあります。

 

手足がムズムズする、じっとできなくなる

あせりや不安が強いときにこのような副作用が起こりやすいといわれています。

 

便秘、立ちくらみ、頻脈、唾液の障害

内臓の働きをコントロールする自律神経の働きに影響が及ぶと、これらの症状が起こる場合があります。唾液に関しては、出にくくなったり、出すぎたりする症状がみられます。

 

目が上を向く、首がひきつれる

疲れがたまったときや、緊張が高まっているときに稀にみられる症状です。筋肉の収縮によって起こります。

 

※一部の薬には、ホルモンの分泌に作用するものがあります。それにより、乳汁分泌、月経が止まる、性欲の減退、射精ができない、といった症状が起こる場合があります。しかし、薬の服用をやめれば回復するため、それほど心配する必要はありません。

 

副作用への対処法

 

副作用であると疑わしい症状が起こったときには、早めに医師に相談するようにしましょう。副作用のコントロールは、早めの対応が良い結果をもたらします。疑問点がある場合も医師と話して対処していくことが大切です。

 

自己判断で勝手に薬の服用をやめるのは避けましょう。薬を飲むのを突然やめると、症状がぶり返したり急激に悪化することもあります。

 

対処1 副作用を抑える薬を使う

手のふるえ、ムズムズ感、目や首の運動の異常などは、抗パーキンソン病薬を併用することで改善される場合があります。

 

対処2 薬の量や組み合わせを変える

薬の組み合わせや種類を変えることで、副作用を少なくできることがあります。ただし、自分で勝手に変えずに、必ず医師や薬剤師に相談してからにしましょう。

 

 

突然熱が出て、体がこわばるときはすぐに病院にいく

 

興奮が激しいとき、全身の消耗がひどいときに大量の薬を体内に入れると、体がガチガチにこわばって高熱を出すことがあります。

 

これは「悪性症候群」と呼ばれます。

 

このような状態になると、点滴による緊急の処置が必要となります。いっこくも早く救急車を呼んで、すぐに病院へいかなければなりません。

 

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