消耗期の症状

消耗期の症状

統合失調症の急性期には、心も体もたくさんのエネルギーを使ってしまいます。興奮し続けた影響で、今度は極端に活動性が低くなる時期に突入します。それが「消耗期」です。

 

消耗期は、使い果たしたエネルギーをためるための充電期間です。このときの患者さんは、よく眠るようになり、小さな子どものようなふるまいをすることもあります。

 

甘えん坊になる

周囲の人にまとわりついたり、いっしょに寝たがったりと、子どもに戻ったような行動をとるようになります。

 

間食をする

食事の時間以外にも、お菓子や甘いものをよく食べるようになります。薬の副作用が関係している場合もあります。

 

無気力で周囲のことに無関心になる

自分から何かを進んでやるということがほとんどありません。かろうじてできる状態です。周りの人はイライラしてしまうこともあります。

 

 

消耗期の症状は以上に紹介したものがありますが、これらの状態はずっと続くものではありません。エネルギーがたまってくるにつれて、だんだん活動的になってきます。

 

睡眠時間は重要

 

睡眠は患者さんの神経を休めて、回復を促すために必要となります。睡眠時間は治療時間とも考えることができます。

 

朝、昼、夜いつでも寝られる状態になっています。周囲の人は、よく眠ることができる環境をつくってあげましょう。

 

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消耗期への対応
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消耗期になると、急性期のエネルギーを使いきってしまった結果、無気力な状態になります。態度が子どもっぽくなる場合もあります。

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