胃がん患者の食事の内容を考える

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食事の内容を考える

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胃がんの手術後の献立についても、健康な方のバランスの良い食事内容で差し支えありません。食品に偏りがないように、いろいろなものを食べて栄養のバランスを整えましょう。

 

それまでは食生活のことを真剣に考えていなかった方が、病気の手術がきっかけで、生活を見つめなおすことのできるいい機会になるかもしれません。

 

患者さんだけ特別なメニューを用意する必要もないでしょう。家族と同じ食事で結構です。やはり一番いいのは、食事をおいしく食べられることになります。

 

食事に関するよくある疑問

 

Q.油っこいものは食べて大丈夫?

 

A.手術をして間もない場合には、油分の多い食品をとると、おなかの調子を悪くする可能性があります。ただし、食べてはいけないというものでもないため、少しずつ慣れるようにしていけば揚げ物なども食べれるようになります。

 

Q.肉は下痢を起こす?

 

A.肉は消化がしにくいというイメージがありますが、しっかり噛んで飲み込めば問題はありません。肉を食べることは、たんぱく質の補給にもなるので、体力の回復にも役立ちます。

 

Q.ご飯はお粥などのやわらかいものがいい?

 

A.手術後も、それまでと同じようにふつうの白米で大丈夫です。やわらかいお粥などは消化によいですが、結局はなんでもよく噛んで食べることが重要になります。

 

おなかがもたれやすい場合には、食物繊維が多い食品は避けるようにしましょう。

 

Q.栄養補助食品は摂るべき?

 

A.必要な栄養はふだんの食事で摂るのがベストですが、患者さんの体質によっては、一部の栄養素の吸収が悪い方もいます。よく不足しがちな栄養には、カルシウムなどがあげられます。

 

カルシウムを摂るには、乳製品、小魚、大豆食品などを積極的に食べるようにしましょう。鉄分が多い食品には、海藻類、貝類、レバー、緑黄色野菜などがあります。

 

胃を全摘出した方の中には、骨粗しょう症の心配をしなければならない方も多くいます。

 

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