胃がん再発の早期発見・早期治療

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胃がん再発への備え

日常生活を充実しましょう

 

胃がん手術後は、いつ起こるか分からない再発に、不安や悩みがでてくるかもしれません。
しかし、いつもマイナスな思考でいると、体にも心にも良い影響は与えません。ストレスがたまって、免疫系統に異常がでて、さまざまな病気になりやすい体をつくってしまいます。

 

まずは、毎日の暮らしを充実させて、不安を取り除くことが、再発防止への手がかりになります。

 

生活の見直し

 

がんの再発には、生活習慣も関係していることは確かなようです。生活の見直しががん予防につながり、健康的に過ごすための足がかりになります。

 

国立がんセンターでは、「がんを防ぐための12か条」を公開しています。これを参考にして、自分の生活をもう一度見直してみましょう。

 

【がんを防ぐための12か条】

 

1.バランスのとれた栄養をとる
2.毎日、変化のある食生活を
3.食べすぎをさけ、脂肪はひかえめに
4.お酒はほどほどに
5.たばこは吸わないように
6.食べものから適量のビタミンと繊維質のものを多くとる
7.塩辛いものは少なめに、あまり熱いものはさましてから
8.焦げた部分はさける
9.かびの生えたものに注意
10.日光に当たりすぎない
11.適度にスポーツをする
12.体を清潔に

 

ストレスを溜めない

 

できるだけ、生活のなかでストレスを溜めないようにしていきましょう。自分の趣味に興じる時間を多くとり、生活を楽しいものにすることで、再発の不安も打ち消してくれることでしょう。

 

日常からはなれて、旅行をしてみることも効果があります。自然とも触れ合って、充実した時間を過ごすようにしていきましょう。

 

定期検査で早期発見・早期治療

 

現在では、胃がんに対して有効な抗がん剤も開発されているので、早期に発見すれば治療できる可能性が高まっています。そのためには定期的に通院・検査をして、再発への備えをしていきましょう。

 

早期発見すれば、それだけ治療法の選択の範囲も広がり、患者さんの負担も軽減されます。

 

一般的には、手術後2〜3年間は3〜6ヶ月ごとに、そのあとは5年を過ぎるまでは半年ごとに診察と検査を続けます。

 

身体所見

 

視診で貧血や黄疸の有無を調べます。触診では腹部の張り、しこりの有無、鎖骨のリンパ節の腫れを調べていきます。

 

腹部CT検査・超音波検査

 

肝転移やリンパ節転移がないかを調べていきます。

 

血液生化学検査

 

血液検査では、栄養状態と貧血について調べます。
また、腫瘍マーカー(がん細胞が作り出した特徴的な物質)を測定することで、体内のがんの状態を推定することができます。

 

ただし、腫瘍マーカーが異常値を示していても、必ずしも再発が起きているとは限りません。

 

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胃がん再発への備えと定期検査関連エントリー

社会復帰に向けた生活
胃がんの治療が終わったら、少しずつ社会復帰を目指していくことになります。術後の回復は個人差があるので、自分のペースでゆっくり戻していきましょう。
手術後の通院のめやすと目的
手術後も病院に足を運ばなくなるわけではありません。回復具合や再発していないかをチェックするために、定期的に通院することになります。
貧血と骨粗鬆症の対処法
胃がんの手術後、数年経ってからあらわれてくる後遺症に、貧血や骨粗鬆症などがあります。これらの治療は、自分の通いやすい病院で受けるのも方法です。
胸やけなど不快な症状の対処法
胃を切除した後は、食べ物などの内容物が逆流してしまうことがあります。これが胸やけなどの不快な症状を招く原因になります。正しい対処法を知りましょう。
腹痛・便秘、腸閉塞の対処法
胃がんの手術で腹部を切ったあとは、腸の癒着に注意しましょう。場合によっては、腸閉塞で腹痛や便秘などの症状が出ることがあります。
胃切除後の胆石の対処
胃がんの治療後には、手術の影響で胆石ができてしまい、激しい腹痛に悩まされることがあります。場合によっては、胆のうの摘出手術が必要になります。
糖尿病を発症することも
手術の後には、やせていても糖尿病を発症する人もいます。血糖値を下げる「インスリン」の分泌量が減る影響で、糖尿病になってしまいます。
胃がんの再発時期と場所
がんの手術後の不安は再発です。再発率はステージ(病期)が高まるにつれて、同じように高くなります。リンパ節、腹膜、肝臓などによく再発がみられます。