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胃がんを予防するためにできること
胃がんの一次予防
胃がんの原因にはさまざまなものが考えられますが、まずは、がんになりやすい要因や体質を知って、食生活や生活習慣を改善していくことが重要です。
これは「がんの一次予防」になります。
とくに食事については注意が必要です。「塩分の過剰摂取」が続くと、胃の中で塩分濃度が高まり、胃粘膜がダメージを受けて炎症を起こします。
ただし、冷蔵庫の普及で食品冷蔵が当たり前になり、保存食品であるくん製や干物などの塩漬けの食品の摂取量が減った影響で、胃がんの罹患率は減少傾向にあります。
野菜や果物の不足が続くと、ビタミンCの摂取がおろそかになり、胃がんのリスクを高めます。肉や魚のこげ、カビの生えた食品も避けるようにしましょう。
アルコールは、胃がんのリスクにはあまり影響がないという声もあります。ただし、過度の飲酒はもちろん体によくありません。
タバコについては、胃がん以外にも肺がんなどのさまざまな疾患のリスクを高めます。禁煙していきましょう。
なお、国立がんセンター・がん対策情報センターから、「がんの予防のための生活習慣12か条」が示されています。
がんの予防のための生活習慣12か条
- バランスのとれた栄養をとる
- 毎日、変化のある食生活を
- 食べすぎをさけ、脂肪を控えめに
- お酒はほどほどに
- たばこは吸わないように
- 食べものから適量のビタミンと繊維質のものを多くとる
- 塩辛いものは少なめに、あまり熱いものは冷ましてから
- 焦げた部分は避ける
- かびの生えたものに注意
- 日光に当たりすぎない
- 適度にスポーツをする
- 体を清潔に
胃がんの二次予防
健康診断やがん検診を定期的に受けることにより、がんの早期発見・早期治療を目指していくのが「二次予防」です。
毎年1回は検診を受けることで、胃がんの死亡率を低下させることができます。飲酒・喫煙習慣がある方はもちろん、健康には自信があるという方も必ず検診は受けましょう。
自治体では集団検診を実施しているところもあるため、検査費用を安く抑えることができます。
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胃がんの予防関連エントリー
- 早期・進行胃がんの症状
- 早期胃がんの症状には、胃の痛み、出血、胃潰瘍、胸やけ、不快感などがあらわれます。進行胃がんになると、動悸、めまい、息切れ、貧血症状などがみられます。
- 胃がんの検査方法とその費用
- さまざまな胃がんの検査方法を紹介していきます。目的によって実施される検査は異なり、治療方針を決めるためにも必要になります。各検査の費用についても紹介。
- 胃がんの原因はさまざま
- 胃がんの多くは胃粘膜の炎症からはじまります。胃がんの原因は、食生活、喫煙、本人の要因、細菌などが影響しています。
- ピロリ菌の感染が胃がん発症になる!?
- 胃がんの発生には、胃に感染するピロリ菌が大きな要因を占めていることがわかってきました。慢性胃炎を引き起こし、腸上皮化生をへて、がん化していきます。
- 胃の働き(機能)とは?
- 胃の果たしている役割を知っておくと治療を受ける際に役に立ちます。手術で胃を切除しても、生存には問題ありません。
- 早期胃がんと進行胃がん
- 胃がんは、がんの進行状況によって「早期胃がん」と「進行胃がん」に大きく分けられています。それぞれの違いや特徴などを紹介しています。
- 胃がんの転移とは
- 胃がんに起こりやすい転移には、リンパ節転移、肝転移、腹膜転移の3パターンがあります。それぞれの特徴を紹介していきます。
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- 胃がんのステージは、がんの深さとリンパ節転移の状況の2つの視点から判断されます。適切な治療法を選択するための、1つの目安となります。
- 転移の問題があるスキルス胃がんとは
- スキルス胃がんは、若い女性に多い病気で、初期症状も目立たないため発見が遅れがちになります。転移の問題が解消されれば生存率は高まります。
- 胃がんと似ている病気
- 胃に起こる病気は胃がんだけではありません。なかには症状が似ている病気がたくさんあり、危険性も高いものがあるので要注意です。