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胃がもつ役割
食べたものが食道を通じて運ばれるのが胃です。この胃にはどのような機能があるのでしょうか。
胃がんの手術を受けた人は、よく胃を切除されたというはなしを耳にしたこともあるかと思います。症状の進行具合によっては、胃がんの治療の際には、胃の切除が必要になることもあります。
胃は消化器官のひとつであり、切除によって日常生活に支障が出ないか不安になることもあるかもしれません。
しかし、幸いにも大きなダメージは受けないようになっています。
消化吸収の準備
胃に蓄えられた内容物は、強い酸性を持つ胃液と混ざってドロドロの状態になります。これは、小腸で効率よく消化吸収するためです。
胃を切除した場合には、胃の働きが弱くなることは必須ですが、食べ方を工夫することで補うことができます。食べ物はよく噛んで少しずつ胃におさめるようにしていきましょう。
ビタミンB12の吸収に必要な物質を分泌
胃壁には、ビタミンB12の吸収に必要となる物質も分泌されています。ビタミンB12は赤血球をつくるために必要なものです。
胃を切除したり全部取った場合には、食事からビタミンB12を摂取することが難しくなります。ビタミンB12の欠乏は貧血や神経炎の原因になりますが、これはビタミンB12自体を注射することによって解決できます。足りなくなった栄養分は外部から補うようにすれば問題ありません。
このように、胃の機能が失われても、生命にかかわるような大きなダメージはありません。ただ、食べたものを蓄えることができなくなるので、弊害や別の症状があらわれることもあります。これも食べ方によってある程度は防ぐことができるので、医師の指導に従いましょう。
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