腹痛・便秘、腸閉塞の対処法

スポンサード リンク

腹痛・便秘、腸閉塞の対処法

腹痛や便秘などの異常はないか

胃がん,症状,食事,生存率,検診

手術後、傷が治るまでの過程で、腸の癒着(ゆちゃく)が生じることがあります。癒着とは、炎症などにより、本来離れているべき組織同士がくっついてしまうことをさします。

 

腸の場合、腸管が曲がりくねっているので、隣接している腸管や腹膜などにくっついてしまうことがよくあります。すると、腸管が折れ曲がったり、ねじれたり、締め付けられるようになります。

 

癒着した部分は、詰まりやすいことも挙げられます。繊維質のものを多く食べたときは、消化しきれずに残ったものが、狭くなった部分にひっかかって、流れを止めてしまうこともあります。

 

すると、たまった内容物の圧力と、流そうとする腸の運動によって、腹痛をもたらします。腹痛にも感じ方はいろいろありますが、きりきりとしたような痛みがあるのが特徴です。また、流れが止まってしまっているため、腸の内容物が戻ってきて、吐き気嘔吐をするようになります。

 

腸の癒着は、便通にも影響を与えます。そして、腸閉塞も引き起こすことがあるので、症状が続く人は医師に相談するようにしましょう。

 

 

腸閉塞への対処法

 

手術後の腸閉塞の原因は、ほとんどが腸の癒着です。まれに、再発したがんが大きくなって、腸を圧迫する場合もありますが、まずは腸の流れを滞らせないように心がけましょう。

 

食べたものが腸にひっかかりやすくなっているので、よく噛んで食べるようにしなければなりません。便秘がちな人は、便をやわらかくする薬などを使って、便通をよくしましょう。体を適度に動かすことも大切です。

 

無理に食事を摂るのも控えましょう。お腹の調子が悪いときは、水分をとって様子を見ます。

 

腹痛とともに吐き気があり、嘔吐したような場合は、血行障害とともに腸閉塞が起きていると考えられます。その際は、すぐに病院で手当を受ける必要があります。

 

スポンサード リンク

腹痛・便秘、腸閉塞の対処法関連エントリー

社会復帰に向けた生活
胃がんの治療が終わったら、少しずつ社会復帰を目指していくことになります。術後の回復は個人差があるので、自分のペースでゆっくり戻していきましょう。
手術後の通院のめやすと目的
手術後も病院に足を運ばなくなるわけではありません。回復具合や再発していないかをチェックするために、定期的に通院することになります。
貧血と骨粗鬆症の対処法
胃がんの手術後、数年経ってからあらわれてくる後遺症に、貧血や骨粗鬆症などがあります。これらの治療は、自分の通いやすい病院で受けるのも方法です。
胸やけなど不快な症状の対処法
胃を切除した後は、食べ物などの内容物が逆流してしまうことがあります。これが胸やけなどの不快な症状を招く原因になります。正しい対処法を知りましょう。
胃切除後の胆石の対処
胃がんの治療後には、手術の影響で胆石ができてしまい、激しい腹痛に悩まされることがあります。場合によっては、胆のうの摘出手術が必要になります。
糖尿病を発症することも
手術の後には、やせていても糖尿病を発症する人もいます。血糖値を下げる「インスリン」の分泌量が減る影響で、糖尿病になってしまいます。
胃がんの再発時期と場所
がんの手術後の不安は再発です。再発率はステージ(病期)が高まるにつれて、同じように高くなります。リンパ節、腹膜、肝臓などによく再発がみられます。
胃がん再発への備えと定期検査
胃がんの治療を終えた後も、再発への不安は残ることでしょう。日常生活の心がけしだいで、再発は予防することができます。そのポイントを紹介していきます。