抗がん剤で胃がんを治療する

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抗がん剤を使った化学療法

抗がん剤とは?

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抗がん剤は、がん細胞を殺傷する作用がある薬です。胃がん治療に使われている抗がん剤にもさまざまな種類があります。

 

抗がん剤は、単独で使われるだけでなく、いくつかの種類を組み合わせて使うこともあります。

 

化学療法は、負担が大きい手術療法の代わりとして考えられる治療法で、がんのかたまりを縮小させたり、点在している小さながんを殺傷することが可能です。

 

がんがすでに全身に転移している場合は、手術でがん細胞を取りきることができないので、化学療法が中心となります。ただし、がんだけに作用するわけではなく、正常な細胞にも作用してしまうため、その副作用には注意しなければなりません

 

副作用がほとんどなく、予想以上の効果を得られることもありますが、逆に副作用のみあらわれて、ほとんど効き目がない場合もあります。副作用の出方には、大きな個人差があります。

 

抗がん剤の副作用

 

副作用は、以下のようにさまざまなな症状があります。新陳代謝が活発な細胞ほど、影響を受けやすいという面もあります。ひどい症状の場合は、副作用止めの薬を使って防ぐこともあります。

  • 吐き気・嘔吐
  • 食欲不振
  • 下痢
  • 貧血
  • 脱毛
  • 口内炎
  • 白血球・血小板の減少
  • 臓器の障害(肝臓、腎臓など)

化学療法の進め方

 

●受けるかどうかの決定

 

患者さんの健康状態、がんの進行具合などを考慮して、化学療法を受けるかどうかを決定します。
 ↓
●治療の開始

 

治療期間中は、どのような副作用があらわれているか確認していきます。重大な副作用で身体に異常がみられた場合、抗がん剤の使用を中止することもあります。
 ↓
●治療効果を判定する

 

CT検査などを受けてみて、病巣が縮小していたり、がんが悪化していなければ、治療を継続していきます。

 

抗がん剤の投与方法

 

静脈注射(点滴・注射)

静脈内に直接抗がん剤を注入します。最近では、継続して投与できる機器が開発されており、入院しなくても治療が受けられるようになっています。薬の量を自由に調整して、効果や副作用を確かめることができます。

 

内服・坐薬

自宅で服用することができます。医師から決められた用量・用法は守るようにしましょう。

 

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