肝臓がんの手術療法の流れ

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手術療法の流れ

手術療法は、肝臓がんの根治を目的とするもので、入院期間は約1ヶ月になります。開腹して、がん細胞と周囲の肝細胞を切除していきます。これは、がん細胞の取りこぼしを防ぐためです。

 

手術は他の局所療法と違い、治療範囲がかなり広いため、肝臓への負担がかなり大きくなります。体の代謝能力も落ちてくるので、体力が低下し、回復には多くの時間を費やすことになります。

 

治療の流れ

 

○入院・検査
血液検査をしてから、画像診断をおこないます。また、口から内視鏡を入れて、食道や胃に合併症がないかを調べます。もしあった場合には、先に病変部を切除していきます。
 ↓
○治療
1週間までは経過をみます。
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○リハビリ
2週間までの間にリハビリをおこなっていきます。
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○生活・食事指導
3週間になれば、生活・食事指導を受けることになります。入院中は肝臓に負担のかからないものを食べます。
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○退院
4週間経てば退院できます。ただし、定期的な検査は今後も受けることになります。再発した場合は、局所療法で対処していきます。

 

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肝臓がんの手術療法の流れ関連エントリー

肝臓の病変部の切除
肝臓には再生能力がありますが、切除範囲を広くするのは危険です。切除後も慎重に経過を観察することになります。
胆管がんの治療と手術
肝臓と胆のうをつなぐ胆管にも、まれにがんができることがあります。この場合は、手術で胆管を切除していくことになります。
肝臓がん手術後のリハビリ生活
肝臓がんの切除後は、約2週間のリハビリをおこなうことになります。体にも大きな負担がかかっているので、ゆっくりと通常の生活に戻していきます。
退院後の定期検査について
肝臓がんは、いったん切除して治療を終えた後にも、再発する可能性があります。再発の早期発見のためには、定期検査を受けることが必要になります。