紫外線を浴びるメリット・デメリット
太陽から降り注ぐ紫外線(UV)。
紫外線の働きは悪いことばかりではありませんが、浴び過ぎることによって害の方が大きくなることがあります。
【メリット】
・ビタミンDの合成
ビタミンDは骨の形成に欠かせません。紫外線の効果でビタミンDが生成されます。
・殺菌・脱臭
洗濯物を天日で干せば、殺菌や脱臭効果を得ることができます。
【デメリット】
・日焼け
メラニン色素を増加させて、肌の色を変化させます。
・皮膚のシミ・シワ、目の病気にかかりやすくなる
皮膚の老化が早くなり、白内障などの目の病気が起こりやすくなってしまいます。
・活性酸素の発生
紫外線は酸素分子を、他の物質と反応しやすい酸素原子に変えてしまいます。酸素原子が空気中にたくさん含まれる水と反応することで、強力な活性酸素である「ヒドロキシラジカル」へと変化するのです。
紫外線を予防するには
紫外線をできるだけ浴びないようにするためには、しっかりと対策をとって予防グッズなどをそろえておきましょう。
- 1.帽子・衣服や日傘
外出するときには帽子を必ずかぶり、日傘を持参していきましょう。また、衣服に関しては、繊維が詰まっており、濃い色のものほど紫外線を防ぐ効果が高くなります。
- 2.サングラス
目を守るために、必ずUVカット加工したサングラスなどを身につけましょう。ただ色をつけたようなレンズでは、瞳孔が開くため、紫外線が入り込みやすくなります。
- 3.日焼け止めを用意する
日焼け止めにはSPF値というものが表示されています。これは”日焼け止め指数”のことで、SPF1であれば「20分間、紫外線B波を防ぐことができる」という意味です。
したがって、SPFの高い数値の製品のほうがより長く紫外線を防ぐことができますが、その分使われる化学物質の量も増えるため、肌に負担をかけることになります。
それほど高いSPF値は必要ありません。20ほどで十分でしょう。
紫外線(UV)のもたらすメリット・デメリット関連エントリー
- タバコの紫煙が大量の活性酸素を生む
- タバコは肺がんの発症率を高めることはよく知られていますが、活性酸素も発生させてしまうので注意しなければなりません。
- 化粧品の化学物質から活性酸素が発生!?
- 若く美しくなるために使う化粧品。しかし、使われている化学物質のなかには、活性酸素を発生させてしまうものもあるのです。
- 自動車の排ガスから活性酸素が発生
- 自動車の排ガスには、さまざまな有害物質が含まれています。呼吸を通じて、体内に活性酸素が流れ込んでしまいます。
- 水道水の汚染物質も活性酸素の発生源に
- 水道水に含まれているトリハロメタンという物質も活性酸素の発生源となるおそれがあります。基準値以下でも安心はできません。