たばこ以外の肺がんの原因

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慢性的な咳(せき)が続いているときは・・

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風邪でもないのに咳が出る状態が続いているときは、その原因を調べてみる必要があります。

 

タバコを吸っていない人でも、肺がんにかかる可能性は否定できません。慢性的な咳が続く代表的な病気は

 

  • 肺炎
  • 気管支喘息
  • 気管支炎
  • 気管支拡張症

などがあります。

 

とくに、咳だけでなく、痰が出る方で血が混じっているようなときは、異常な細胞が出ていないか検査することをおすすめします。喀痰検査で調べてみましょう。

喫煙以外の肺がんの要因

 

受動喫煙

タバコの副流煙に含まれる発がん性物質の量は、喫煙者の本人が吸っている煙(主流煙)の3〜20倍というデータがあります。ですので、自分が吸っていなくても、よく喫煙している人の側にいれば肺がん発生のリスクは高まってしまいます。

 

遺伝

遺伝も肺がんの発生に大きく関わっています。家族に肺がんの患者さんがいるだけで、そのリスクは約3倍にも高まってしまいます。遺伝子の修復能力の違いや、体に入ってきた発がん性物質を無効化する酵素の働き具合の違いなどが要因です。

 

大気汚染

車の排気ガスや工場の煙に接する機会の多い方は、肺がんのリスクも高くなるといわれています。

 

アスベスト(石綿)

石綿の粉じんを吸い込んでしまうと、「じん肺」という肺が線維化してしまう状態になり、肺がんが発生するおそれがあります。石綿は昔は建築材になっており、現在建物の取り壊しがすすんでいますが、ごく一部の建造物の中にはまだ使われている場合があります。

 

ストレスや栄養失調

大きなストレスに長期間さらされていたり、栄養状態が悪く体の抵抗力が弱い状態が続いていたりすると、肺の病気にも関係してきます。

 

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