肺がんの最新治療法

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肺がんの最新治療法記事一覧

早期の肺ガンならばまずは手術を検討します。手術で体の中にある全てのがんを取り除くことができれば、完治する可能性も高くなります。しかし、手術は肺を大きく傷つけることになり、患者さんの体にかかる負担も相当大きくなります。ですので、手術をする判断は患者さんの健康状態と手術で治る見込みがあるかどうかの2つの面から決定されます。患者さんの健康状態呼吸機能に問題はないか?手術では肺を切除することになるので、呼...

手術は肺がんの一般的な治療法の1つですが、体に大きく負担もかかります。そして注意しないといけないのは、術後の合併症です。最悪の場合は、手術が原因で命を失う可能性もあります。しかし、だからといって無駄に心配する必要はありません。医療技術や管理方法などが進歩しており、手術で死亡する確率は低下しています。■肺がん手術の死亡率(1994年、日本国内)・肺全摘術・・・3.2%・肺葉切除術・・・1.2%・葉切...

肺の入り口の太い気管支にできた早期がんに対しては、レーザーを照射して治療を行うことがあります。それが光線力学的療法(PDT)です。画期的な肺がんの治療法として注目されるようになりました。従来の方法では、レーザー光線を当てるだけではがんを完全に破壊できなかったり、他の正常な細胞まで傷つけるおそれがあったのですが、がんに集まりやすく、レーザー光線に反応しやすい特殊な物質を新たに使うことでピンポイントで...

手術後には合併症が起こるリスクがあることを肺がんの手術後の合併症についてのページで解説しました。この合併症は、患者さんのふるまいや気持ち次第でかなり軽減することができます。手術後は早期離床を目標に、回復を早めるための心がけを知っておきましょう。禁煙そのためにはまずは禁煙が大前提です。術後には大量の痰が出てきてタバコの影響で粘りも量もかなり多くなります。そして痰が気管支を塞ぐと肺炎などの合併症を引き...

肺ガンの治療法の1つとして放射線治療も用いられています。放射線とは、物質や空間の中を通り、エネルギーを伝えていく電磁波のことです。放射線(X線やγ線など)が分裂中の細胞に当たると分裂や増殖ができなくなるという特徴を利用してがんを治療していきます。放射線治療は、手術のように胸を切り開くことはしないため、患者さんの負担を軽くすることができるというメリットもあります。放射線治療のさまざまな目的放射線単独...

肺ガンのタイプが進行が速い小細胞肺がんであれば、2、3種類の抗がん剤を組み合わせて治療していきます。薬を使う化学療法はとくに小細胞肺がんに有効で、8割ほどの確率で縮小効果が得られるという結果があります。進行が速いということは、細胞に抗がん剤がよく反応しやすいということにもなります。ただし、患者さんの著しい体力低下や健康状態の悪化がみられる場合は、化学療法自体を行わない場合もあります。進み具合による...

抗がん剤は肺がんの治療にもよく使われているように効果的ですが、よく効く薬には必ずなんらかの副作用が存在します。副作用の症状も、軽いものから重いものまでさまざまですが、どんな症状があるのかを知っておくことで早めの対応ができるようになります。副作用のあらわれ方にもかなり個人差がありますが、どんな症状があるのかを紹介していきます。■投与当日血圧低下、不整脈、嘔吐、めまい、発熱、アレルギー反応、息苦しさ ...

放射線療法は、高エネルギーの放射線を照射して、がん細胞を攻撃し増殖を抑えるというものです。照射中には痛みはなく、放射線を感じることもありませんが、以下のような点には気をつけましょう。放射線照射中は動かないようにする照射中は、必要のない部位に当たらないように、じっと動かないようにしなければなりません。もし、体調が悪いときや、痛みなどでずっと同じ姿勢を保っているのがつらい場合は、前もって医師や担当の放...

がんが進行してくると、がん細胞が気管支を圧迫して空気が通りにくくなります。すると、呼吸困難、息切れ、激しい咳などの症状があらわれるようになります。このような場合には、「ステント」と呼ばれる医療器具を使って気道がふさがらないように対策がとられます。ステント治療が向いている状態・呼吸困難が気道の狭まりによる場合・肺の機能は十分に保たれている・奥の末梢部には狭窄がないステント治療は全ての肺がんの患者さん...

一般的な放射線療法に使われる放射線の種類は、X線やγ線といった電磁波の一種ですが、粒子線治療法には、陽子(比較的軽い水素元素の核)や重粒子(炭素などの重い粒子)が使われます。これらの粒子は止まる直前に最大のエネルギーを放出する性質があり、エネルギーを照射時にコントロールしてガンの病巣を集中攻撃することができます。しかも、周囲の正常な細胞へのダメージは抑えられることができ、傷つけにくいというメリット...

焼灼(しょうしゃく)療法は、肺がんの進行によって生じる咳や呼吸困難などの症状を緩和する目的で用いられます。レーザー光線を使うところは光線力学的療法と同じですが、焼灼療法の方がよりエネルギーが高いレーザーを使います。がんの増大が原因で太い気管支が狭くなり、空気の通り道をふさいで呼吸困難が生じている場合、気管支鏡の先から高出力レーザーを照射してがんに当てることになります。レーザーを当てるとがんは小さく...

肺がんに限らずに、がんの発生には遺伝子が深く関係しています。肺がんはタバコが一番の原因でもありますが、がんになりやすい体質というものはあるようです。そして、がんの増殖にはいくつかのたんぱく質が関係しているとされており、たんぱく質は遺伝子によって設計されています。現在では、がんに関係している遺伝子の異常や、種々のたんぱく質を調べることによって肺がんの早期発見や新たな治療法の開発に役立てようとする研究...

肺がんの特徴の1つに、全身へのがんの転移が起こりやすいというものを肺がんの脳や骨への転移についてのページで紹介しましたが、脳への転移もさまざまな症状があらわれてきます。病巣が拡大したり、細胞のまわりがむくむことによって、吐き気重度の頭痛発語障害精神障害片麻痺ふらつきなどの症状が出るようになります。治療には抗がん剤が効きにくいという側面があるために、放射線を用いて治療をしていきます。脳には有害な化学...

骨にも肺がんの転移が起こりやすい部位となっています。骨転移による症状には、初期症状の8割以上を占めている痛み転移した部位の骨がもろくなって骨折しやすくなる病的骨折背骨に転移したことによる脊髄の圧迫での手足のしびれ・麻痺血液中にカルシウムが過剰に溶け出した状態になる高カルシウム血症などがあります。肺がんの診断時に骨への転移が見られるような場合には、肺がん自体を治療するための全身療法である化学療法を用...