肺がんとステント治療の効果

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肺がんとステント治療の効果

がんが進行してくると、がん細胞が気管支を圧迫して空気が通りにくくなります。すると、呼吸困難、息切れ、激しい咳などの症状があらわれるようになります。このような場合には、「ステント」と呼ばれる医療器具を使って気道がふさがらないように対策がとられます。

 

ステント治療が向いている状態

 

・呼吸困難が気道の狭まりによる場合
・肺の機能は十分に保たれている
・奥の末梢部には狭窄がない

 

ステント治療は全ての肺がんの患者さんに行うわけではありません。また、体力が落ちている場合にもステント治療は控えます。

 

ステントのタイプは2種類

 

ステントには、シリコンと金属の2種類があります。

 

シリコン・・・あらかじめ気道を広げておいてから挿入していきます。耐久性が高く、長い時間体内に放置しても安全性が高いです。取り除いたり、入れ替えもできます。ただし、柔軟性がないために曲げたりして使用することはできません。また、全身麻酔をしなければ挿入できないという問題点もあります。

 

金属・・・シリコンに比べて柔軟性が高いために気管支が曲がった部位でも使用可能です。ただ、入れ替えはできない点や、金属のすきまにがん細胞が入り込んでくる場合があります。

 

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