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焼灼(しょうしゃく)療法で症状を緩和
焼灼(しょうしゃく)療法は、肺がんの進行によって生じる咳や呼吸困難などの症状を緩和する目的で用いられます。レーザー光線を使うところは光線力学的療法と同じですが、焼灼療法の方がよりエネルギーが高いレーザーを使います。
がんの増大が原因で太い気管支が狭くなり、空気の通り道をふさいで呼吸困難が生じている場合、気管支鏡の先から高出力レーザーを照射してがんに当てることになります。
レーザーを当てるとがんは小さくなりますが、病巣すべてを焼き切ろうとすると、他の正常な組織にまでダメージを与えてしまう可能性があります。そのために、レーザーを照射するのはがんの増大部分に限ります。
まれに合併症として出血が伴う場合がありますが、効果はすぐにあらわれるのが強みです。
焼灼療法のような方法は緩和療法といわれ、積極的に治療を試みる他の治療法とは少し異なりますが、よりよい状態で生活をするためにはとても重要なものです。
緩和療法は、ときには化学療法や放射線療法などと並行しながらおこなうこともあります。
がんが原因による不安、うつ、不眠などの精神的な症状に関しては、精神科医や臨床心理士によるカウンセリングを行う場合もあります。
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