禁煙で肺がんの合併症予防対策

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まずは禁煙を

手術後には合併症が起こるリスクがあることを肺がんの手術後の合併症についてのページで解説しました。この合併症は、患者さんのふるまいや気持ち次第でかなり軽減することができます。手術後は早期離床を目標に、回復を早めるための心がけを知っておきましょう。

 

禁煙

 

そのためにはまずは禁煙が大前提です。術後には大量の痰が出てきてタバコの影響で粘りも量もかなり多くなります。そして痰が気管支を塞ぐと肺炎などの合併症を引き起こしてしまいます。禁煙は診断の直後など、できるだけ早めの段階から実行しておきましょう。

 

歩く(寝たままにならない)

 

寝たままになっていると痰もたまり、呼吸も不自由になります。手術後にとくに問題がなければ歩く練習をしていきましょう。傷が痛んで体が動かせない場合は、鎮痛剤などを併用してみましょう。

 

痰の排出

 

同じ姿勢のままで寝ていると、痰が溜まりがちになります。薬で痰を出すのもけっこうですが、自分でも痰をだす練習をしていきましょう。痰を出すコツは、水を飲んでゆっくり腹式呼吸し、息を吸い込んで咳をしてみるとよいでしょう。

 

腹式呼吸

 

肺の中の換気を十分にするためにも、深い呼吸をこころみます。腹式呼吸なら換気も十分にできます。鼻から思い切り息を吸って、口を小さくしてゆっくり息を吐き出します。

 

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