胃がん治療の中心は手術

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胃がんは手術で治すのがメイン

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がんというものは、放置しておくとどんどん増殖してしまう一方であり、それを防ぐためには、がん細胞を体内から取り除くことが一番の方法です。胃がんの場合、手術によりがんの病巣を取り除いてしまうのがもっとも確実になります。

 

進行型のがんには転移もありますが、手術により周囲の組織を含めて取り除くことが有効な手段になります。病巣のまわりには、目に見えないほどの小さながん細胞が散らばっている可能性があるためです。

 

手術の際には、取り除く範囲と後遺症の軽さのバランスも大切になってきます。胃を切除しても決定的なダメージは受けませんが、切除する範囲が大きくなればなるほど、それだけ手術後の負担も重くなります。

 

がんを残さずに取り除くには広い範囲を切除することが確実ですが、手術後の生活や後遺症のことも考えなければならないのです。そこで、患者さんの負担が少なく、胃やリンパ節をできるだけ残す「縮小手術」を行う例が増えています。

 

それでは、手術以外の治療はおこなわれていないのかといえば、そうではありません。

 

手術によりがんを取り除くことが難しいと判断された場合には、抗がん剤による化学療法、放射線療法などを試すこともあります。ただ、胃がんの場合、手術以外の方法で根治させることは楽ではありません。

 

早期の胃がんの場合でも、見つかれば早めに手術する方針となっています。がんの進行するスピードは予測できないためです。同じ早期胃がんでも、進行が10年単位のものときわめて遅いものも確認されています。

 

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胃がん治療の中心は手術関連エントリー

胃がんの内視鏡的切除
早期の胃がんでいくつかの条件が合えば、内視鏡を使っての手術が非常に有効となります。おなかを切らずにがんを切除でき、手術後の障害もほとんど残りません。
胃とリンパ節を切除する定型手術
定型手術はもっとも多くおこなわれている手術になります。胃を2/3以上切除したり、リンパ節を郭清したりします。
胃がん転移の可能性が低ければ縮小手術
胃がんの転移の危険性が低い場合は、縮小手術が可能になります。より切除範囲が小さいので、術後の後遺症も軽くなります。
進行胃がんには拡大手術の方法も
胃がんが進行している場合には、まわりの臓器の一部を取り除く「拡大手術」も検討されます。ただし、身体にかかる負担をよく考えて決定されます。
胃がんで入院の前に確認すべきこと
胃がん手術のためには入院が必要になりますが、十分な説明を受けてきちんと納得したうえで治療にのぞみましょう。合併症や副作用の説明も受けましょう。
胃がん手術治療による合併症
胃がんの手術がもとで起きる病気や障害を「手術の合併症」といい、入院中の注意点でもあります。いくつかの種類を紹介していきます。