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子宮頸がんはどこから感染した?

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子宮頸癌の原因のページで紹介しているように、子宮頸がんは性交によるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因となります。

 

いままで無症状だった患者さんが、”子宮頸がん検診を受けてみたら陽性の反応が出て、医師にTa期だと診断された”というケースもみられます。

 

このようなときに「どうして自分は病気になってしまったんだろう・・」と考えるのは当たり前のことです。

 

ただ、「夫からHPVをうつされたんだ!どうしてこんなにくやしい思いをしないといけないの!」と夫を疑って夫婦関係が悪くなってしまうことも多いようです。夫の浮気を詮索して言い争いになる場合もあります。

 

このような理由から、治療後の性生活も充実しなくなった人が多くいます。このような関係を解消するためには、正しい知識を得ることが必要となります。

 

HPVはありふれたウイルスで誰でも感染するリスクがある

 

子宮頸がんの発症に関して、現代を生きる女性では、一人の相手とだけのセックスで約4割、生涯では約8割もの確率で発がん性HPVの感染リスクがあるといわれています。さらに、喫煙や女性の免疫の状態なども影響していると考えられています。

 

よって、HPVはごくふつうの男女が高い確率で感染している可能性のあるウイルスなのです。子宮頸がんは、一度でも性交渉があれば、だれでも発症する可能性がある病気といえます。

 

巷では、「複数の男性と無防備なセックスをする女性が子宮頸がんにかかりやすい」などという偏見もまだまだみられます。これは正しい知識が広まっていないことをよく表しています。

 

とくにこれからの若い人たちに向けては、学校教育などで啓発していくことが課題とされます。

 

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