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柿の悪酔い予防、二日酔い解消の効果
悪酔いや二日酔いの解消には胃腸薬もいいですが、自然の食べ物では柿も効果的です。
昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれていますが、これは柿が食べごろになると医者も商売あがったりになるほどの柿の効用をあらわした話です。
柿のアルコールに対する効用については、科学的にもすでに証明されています。悪酔いや二日酔いの原因は、アルコールの代謝能力を超えて、体内にアセトアルデヒドという毒素が貯まってしまうことによるものですが、柿の渋みの中に含まれる「タンニン」という物質は、胃や小腸からアルコールの吸収を妨げて、アセトアルデヒドを分解する能力があります。
タンニンは柿だけに存在するのではなく、茶葉などにも含まれます。しかし、柿にはそのほかにも悪酔いや二日酔いの解消に役立つ素晴らしい効用があります。
柿に多く含まれているカロチンやビタミンCは、肝臓の働きを高めてくれます。柿に多い糖分は、体内でエネルギーを産生するしくみである「TCA回路」を活発にして、アルコールの分解を促進するという働きもあります。さらに、柿に含まれている酵素は、直接アルコールの分解を促進する効果もあります。
以上のように、柿にはさまざまな効果があります。お酒をよく飲むという人は、手元に柿を用意しておくといいのではないでしょうか。
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