自律神経失調症を調べる検査

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自律神経失調症を調べる検査

自律神経の働きをみる

 

自律神経は、血圧や内臓の働きを調整しており、交感神経と副交感神経から構成されています。交感神経が血圧を上げれば副交感神経は逆の働きをおこなっているように、2つの神経はバランスよく働いています。

 

耳や脳を調べたけれどとくに異常がなく、大きな持病ももっていないのに不快な症状が続くようなときは、自律神経の働きに問題はないか調べていくことがあります。

 

内耳と自律神経の関係

 

内耳からの平衡感覚に関する情報は、脳幹から大脳に伝わります。脳幹は、自律神経のバランスを調整するための部位であり、自律神経と平衡機能は、互いに影響を受け合っています。

 

めまいが強い場合は、吐き気や動機、冷や汗などを起こすことがありますが、これらは自律神経のバランスの乱れが原因となって起こる症状です。また、自律神経失調が平衡機能に影響して、めまいや耳鳴り、難聴などを引き起こすこともあります。

 

自律神経の働きは、精神的なストレスなどの影響も受けやすいため、心理的な検査を行う場合もあります。

 

自律神経の働きを調べる検査

 

心電図検査

心臓の働きも自律神経によってコントロールされているため、心電図をとって自律神経の働きをみることがあります。

 

シェロング起立検査

横になって寝ている状態の血圧と脈拍を測定した後、10分間起立して再び測定し、数値の変動を調べます。自律神経の働きが正常なら、変動の幅は小さくなります。交感神経の働きが鈍い場合は、起立後に血圧・脈拍が低下します。

 

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