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蜂窩織炎とはどのような病気か

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リンパ浮腫などの足のむくみで水分がたまっているところに、虫刺されや傷などで細菌が入ると、「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という合併症にかかることがあります。別名「蜂巣炎(ほうそうえん)」ともいいます。

 

症状があらわれた場合は、いったんリンパ浮腫のケアを中止しなければなりません。炎症を起こしている部分には、かゆみなどもありますが、触らずに病院で受診してください。

 

蜂窩織炎は、再発しやすいという特徴があります。日ごろから注意をして、予防法をよく知っておきましょう。

 

蜂窩織炎の原因

 

皮膚のケガ、かぜなどによる細菌感染が主な原因です。子宮がんの治療を受けた方は、リンパ浮腫がもとになる場合もあります。黄色ブドウ球菌、化膿連鎖球菌などの細菌によって引き起こされます。

 

蜂窩織炎の症状

 

蜂窩織炎にかかると、むくみの出るところに、虫に刺されたような赤い斑点や発疹がみられます。38度以上の高熱もみられ、頭痛・寒気・関節痛などを伴うこともあります。

 

リンパ節を切除した場合は、外陰部や足にリンパ小疱(しょうほう)ができることがあります。これは、皮膚にできる小さなぶつぶつです。つぶさずに放っておくと、やがて自然に消えていきます。

 

蜂窩織炎の予防法

 

まずは、虫刺されや小さな傷に注意しましょう。細菌による感染症なので、体を清潔にしておくことが重要です。水虫から引き起こされることもあるので、水虫の治療もしておきましょう。

 

規則正しい生活を送り、過労やストレスなどにも注意します。しっかり栄養をとりましょう。その他、弾性ストッキングを着用する方法もあります。

 

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