若い女性に増えている非定型うつ病
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若い女性に増えている非定型うつ病
非定型うつ病は、好きなことならすぐに取りかかりますが、嫌なことになると体が動かなくなったり、周囲にわがままだと誤解されがちになるのが大きな特徴です。このような症状は、気分反応性と呼ばれ、従来のうつ病とは違いがみられます。
非定型うつ病は、20〜30代の女性にとくに増えており、気分のムラ、依存的、短絡的、オーバーな表現、リストカット、大量服薬などがあります。
非定型うつ病の症状
食欲の異常
食べることで不快感をまぎらわします。甘いものを無性に食べたくなり、過食になります。
睡眠の異常
いくら寝ても寝足りない気がするようになり、昼間に眠気を感じます。仕事にも身が入りません。
面倒なことに興味をもてない
自分が嫌なことには興味をもてません。ただし、好きなことには全力投球することができます。うつ病ではすべてに無気力となる点で異なります。
疲労感が強い
強い疲労感を感じます。体が鉛のように重く感じます。
気分が落ち込む
うつ病特有の抑うつ気分があります。とくに夕方から夜にかけて落ち込みが激しくなります。
職場に攻撃性が向かう
非定型うつ病の人は、ささいなことで急に怒りだす場合があります。これは「アンガーアタック」と呼ばれます。
仕事でミスをすると、職場に責任を転嫁しがちになります。相手が上司でも、大声でののしる場合もあります。
怒りのきっかけはささいなことが多いため、周囲の人は困惑します。怒りの後は、自己嫌悪に陥り、激しく落ち込みます。ときにはリストカット、大量服薬などもみられるため、周囲の人が病気に気づいたら、早めに病院での受診を勧めましょう。
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