職場不適応者を生み出しやすい職場
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こんな職場は要注意
仕事の量が多く忙しい割には、会社の業績が年々悪化している。将来の見通しがつかない。
残業は増えるのに収益が減るような状況では、労働意欲を失ってしまいます。突然のリストラなどの雇用不安にもかられてしまいます。
各自のスペースはパーティションで仕切られており、私語も禁止されている。パソコンの画面に集中しており、話す機会が少ない。
出勤後にほとんど話さないような職場では、帰属意識や一体感は得られません。休憩時間には同僚と雑談できるような環境が望まれます。
社訓や社則がなく、会社の経営方針が不明瞭である。
経営方針が見えなければ、雇用不安にもつながります。社訓には社会的な意義が掲げられています。
会議では従業員の意見は取り上げてもらえず、役員が決めてしまう。
社員の意見がほとんど聞いてもらえず、役員の独裁的な雰囲気がある職場では、無力感だけが高まります。
風邪をひいていても無理をして出社すれば称賛される。
社会では、風邪をひいても出社しなければならない場合があります。しかし、過重労働が称賛される職場では、休みたくても休むことができなくなります。やがては心身の病気を招きます。
仕事でミスをしてしまうと、上司が同僚の前で怒ってくる。
ミスをした本人に恥をかかせて、仕事へのモチベーションの低下、やがては退職へと追い込みます。怒鳴る上司の声を聞いている同僚も意欲が低下します。
業績が優秀な人に仕事が集中している。
優秀な人に仕事が集まるのは当然のことですが、まじめで勤勉、責任感の強い人はうつ病にもなりやすいといわれています。頑張り続けても評価されないままであれば、燃え尽きてしまう可能性があります。
新人は現場で仕事を覚えさせ、失敗すると本人に責任をとらせる方針である。
新入社員に多くを期待しても、結果はあまり期待できません。ストレスに耐えきれずに、早期退職に追い込まれることも少なくありません。
飲み会や親睦会など、本音を話せる機会がほとんどない。
飲み会や懇親会などがなく、本音を話せるような雰囲気がない職場では、従業員の不満はたまるばかりです。困ったときに相談することもできなくなります。
職場における適応障害の診断基準
- 1.はっきりと確認できるストレス因子に反応して、その因子のはじまりから3ヶ月以内に情緒面または行動面の症状が現れた
- 2.上記の症状や行動が著しく、それらは以下のどちらかによって裏付けられている
A.そのストレス因子にさらされたとき、予測されるものをはるかに超えた苦痛を感じる
B.社会的・職業的・学業上の機能の著しい障害
- 3.症状は死別による反応ではない
- 4.そのストレス因子がひとたび終結すると、症状がその後さらに6ヶ月以上持続することはない
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