遅刻や欠勤が多く、残業を拒否する社員への対応

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相談事例

入社して10年近くの30代の男性社員についてです。最近、遅刻や欠勤をたびたびするようになりました。同僚の私が注意しても、悪びれた様子がなく、しばらくしてまたくり返してしまいます。

 

また、その分残業をするわけでもなく、定時になるとすぐに帰ってしまいます。全員が残業しなくてはならないほど忙しい日でも、本人は断固拒否し残業をしてくれません。

 

周りの仕事へのモチベーションにも大きく影響してしまいます。どのような対応がのぞましいのでしょうか?

解決へのアドバイス

怒るのではなく注意から

 

周りの人は不快で無視をしがちになりますが、それではなにも解決しません。まずは、なにか事情があるのかを聞いてみましょう。

 

このとき、いきなり怒ると話がこじれることがあるので、相談にのる姿勢で話しかけましょう。

 

「勝手なことをするな!」
「おまえは同僚から嫌われているぞ!」

 

などの言葉は禁句です。

 

就業規則を確認させる

 

注意しても、特別な理由がない遅刻や欠勤をくり返すようなら、解雇もあり得ると予告することになります。上司や人事担当者が本人とじっくり話し合ったほうがいいでしょう。

 

多くの企業の就業規則には、「勤務状態が著しく不良な場合は解雇の対象となる」と定めています。

 

病気の可能性も

 

本人は悩みや体調不良を隠している場合もあります。以下のようなことが考えられます。

  • パーソナリティ障害
  • 不眠症で朝起きられない
  • 非定型うつ病(以前は時間通りに出勤できていた)
  • 家族の介護や育児に追われている

 

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