診断書を出して休職をくり返す社員への対応
スポンサード リンク
相談事例
入社して以来、病気だからといって診断書を提出してたびたび休むので困っています。休職期間が満了するまでには復職しますが、今度は違う病名で診断書を提出してきます。
当初は正当な理由だと思っていましたが、最近では部署の人もサボリとしか思わなくなっているようです。休職をくり返すので仕事の成果も上がっていません。
どのように対応していけばいいのでしょうか?
解決へのアドバイス
まず、休職を認めるのは雇用者です。上司や人事労務担当者、産業医などです。
病気が原因であれば、主治医の診断書が参考資料となります。
別の専門医の意見を求めてみる
診断書の内容に疑問があった場合は、「セカンドオピニオン」の手続きを求めてみましょう。会社が指定する専門医を受診させて、休職が必要な症状なのか意見を求めます。
最近では、セカンドオピニオンを引き受けている病院も増えてきています。
復職する際、まだ働ける状態になっていないのに、復職可能の診断書が出てしまっていることがあります。その場合もセカンドオピニオンをとることがのぞましいでしょう。
休職と復職をくり返す従業員をつくらないためには、万全の状態ではないのに、職場が復職を安易に認めないことが重要です。
また、傷病で欠勤していれば、診断書の提出を求めます。病気でなければ傷病手当金は出ません。
提出に応じない場合は書面でくり返し通知します。しかし、それでも無断欠勤が続いていれば、解雇もあり得るということをあらかじめ伝えておきます。
考えられること
- 完全に回復していないのに復職してしまい、再発をくり返す
- 非定型うつ病で仕事がいやで動かなくなっている
- 仕事や同僚に不満がある
- 別の慢性疾患に気づいていない
スポンサード リンク
診断書を出して休職をくり返す社員への対応関連エントリー
- 遅刻や欠勤が多く、残業を拒否する社員への対応
- 会社内で増えている職場不適応障害の原因と治療法、職場の人間関係の対処法、うつ状態の改善などについての情報を掲載しています。
Copyright (C) 2010 職場不適応症・うつ病の解決法 All Rights Reserved.