女性に多い慢性発作性片側頭痛
群発頭痛は、これまでにも紹介してきたように、男性に多い激痛の頭痛です。しかし、なかには女性に多い激痛型タイプの頭痛も存在します。
それが「慢性発作性片側頭痛」です。厳密には群発頭痛ではありまでんが、いくつかの点が群発頭痛と共通しているので、ここで取り上げています。
群発頭痛と似ている点
- 頭の右側から左側に発作的に頭痛が起こる
- 頭痛が起こっている間、目から涙が出たり、鼻水が出たりする
群発頭痛と異なる点
- 1回あたりの発作の時間が短い(30分以内)
- 1日あたりの発作の回数が多い(数回〜数十回)
慢性発作性片側頭痛の患者数は、群発頭痛よりもかなり少ないので、群発頭痛との見分けがつきにくくなっています。病院や医療機関でも、すぐに慢性発作性片側頭痛と診断されるのは難しい面もあります。頭痛を専門にみている医師に診断してもらうのが確実でしょう。
なお、治療には鎮痛薬である「インドメタシン」を使用していきます。この薬以外に効果のある薬はないのが現状です。
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