労作性頭痛の原因と治療
労作性頭痛の原因
労作性頭痛は、他のタイプの頭痛と違って、痛みを引き起こす動作や刺激が分かっています。痛み自体の原因は、まだはっきりとはしていませんが、頭痛を招く原因を避けることで予防することができるようになります。
現在考えられているのは以下の3つになります。
頭部の血管の拡張
もともと片頭痛のような血管拡張型の頭痛があり、特定の動作が引き金となって頭痛が現れるというものです。
髄液圧の上昇
低髄液圧性頭痛とは逆に、髄液圧が上昇して痛みが発生するというものです。(上昇しないケースもあります。)
頭蓋骨周囲の筋肉
頭蓋骨の周りの筋肉から起こる痛みです。ただし、詳しいことはあまり分かっていません。
頭痛の原因となる動作をすべて避けるのはむずかしいことです。激しい運動や水泳などさけようと思えば可能なものと、重いものを持ったり、咳込んだりなど排除するのはむずかしい場合もあります。
こんなときは、予防薬を飲むなどの対策を講じていきます。
予防・治療は病院で処方される薬で
労作性頭痛は、ずっと続く可能性は低いと考えられています。数年で頭痛が起こらなくなる場合が多くあります。労作性頭痛の対処は、激しい動作や刺激をできるだけさけるようにして、予防薬を使っていくという方法をとっていきます。
病院で処方される薬には、鎮痛薬であるインドメタシンがあります。運動する前の30分〜2時間前に服用しておくと頭痛を防ぐことができます。
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