希望していないのに余命宣告する医師には注意

唐突に余命宣告されたらどうする?

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がんになる人が増加し、日本人の8割以上が病院で死を迎えています。そして、最近はがんの告知や余命宣告も当たり前となってきました。余命宣告についてはみなさんはどのようにお考えでしょうか?

 

私はごまかされるよりはっきりと真実を伝えてもらったほうがいい」という人もいれば、「自分は動揺して落ち込んでしまうので、できるだけ言わないでほしい」と考える人もいるでしょう。余命宣告がいいのか悪いのかについては、単純に決めることができるものではありません。

 

ただし、本人が希望をしていないににもかかわらず、余命を告知してくる医師には注意しましょう。自分は覚悟できていると思っていても、いざ実際に「長くてあと○ヶ月しか生きられません」と告げられると、生きる気力を失ってしまいます。

 

患者さんみんなが死を冷静に受け止められるとは限らないので、配慮を欠いて余命宣告してくるのは無神経といえます。動揺してパニックのあまり、自ら命を絶ってしまうような最悪のケースもあります。

 

また、余命というのはあくまでも統計データに過ぎず、どんな優秀な医師でも、人があとどのくらい生きるのかについてはわからないのです。ですので、もし余命宣告を受ける場面があったとしたら、「余命といってもあくまでも統計のデータなので、あなたがそうなるとは限りません」と付け加えてくれる医師であればまず信頼できます。

 

余命は短く言われることが多い

 

患者さんにとっては衝撃的かもしれませんが、通常、医師は余命を短く言う傾向があります。その理由の1つ目は、短めに言うことで脅しになり、不安にさせることで、救いの手を差し伸べることができるからです。

 

長めに余命宣告すると、患者さんに心の余裕が生まれて、セカンドオピニオンを求めたり、他の治療法がないか考えます。それを防ぎたいために、「余命3ヶ月」というような短い宣告がなされます。

 

2つ目の理由は、医療訴訟対策です。もし余命を長めに言ってその期間まで生きられない場合、医師の責任を追求されかねません。「1年の余命宣告のはずだったのに、半年で亡くなってしまったじゃないか!」と、親族が訴えてくる可能性があるのです。

 

最近の医療現場では、患者側が理不尽な要求を繰り返す「モンスターペイシェント」が大きな問題となっています。このような方は裁判もよく起こしているので、医師は警戒しなければならないのです。

 

もちろん、すべての医師が余命宣告をごまかしているわけではありません。しかし、実際の現場では上記のような問題も多く存在しているため、正確に余命宣告ができないケースも多いのです。

 

 
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