昔の健康常識を信じている医師もいる
近年の医療技術の進歩はめざましく、この前までは常識となっていたものが、ある日から非常識となってしまうこともあり得ます。そのため、常に勉強して新しい知識を得ていく必要がりますが、医師のなかには常識が昔のままの状態の人もいるようです。
たとえば、食欲がないと言うと「少しでも食べないとダメ。食べないと元気にならないよ」という医師です。一見すると正しいことを言ってるように思えますが、昔の根性論に似ていて危険性を含んでいます。
食欲がないのは、体自体が弱っているところを修復しているサインかもしれないので、そのときに無理に食べると、消化吸収のために血液が胃腸のほうに多く行くので、代謝が悪くなって体の修復が遅くなることがあります。
体の修復が進んで回復してくれば、食欲も自然に出てきます。無理をしながら食べなくてもいいのです。(ただし、その後も食欲がない場合は、体のどこかに異変が生じている可能性があるので、詳しい検査を受けましょう。)
また、「風邪で熱があるときは風呂に入ってはダメ」というものも間違いです。入り方次第で体の血行をよくして温め、風邪の治りが早くなることがあります。入浴することで次のような効果が期待できます。
- 体を温めて新陳代謝を高める
- 皮膚を清潔にすることで発汗が促され、ウイルスに対する抵抗力が高まる
- 浴室内の湯気で喉の保湿対策になる
ただし、熱いお湯だったり、シャワーだけでは体は温まりません。40℃以下のぬるめのお湯に、肩まで30分くらいゆったり浸かります。その後は、湯冷めしないようにすばやく体を拭きましょう。
風呂上がりに冷たい飲み物などを飲みたいかもしれませんが、それでは体が冷えてしまうのでNG。風邪のときは温かい飲み物を選びましょう。
以上のように、昔は信じられていた常識が現代では当てはまらないことも多くなってきています。もし迷信を信じている医師がかかりつけ医になってしまったときは、別の病院で診察を受けたほうがよいでしょう。
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