子どもや女性に起こりやすい腎臓病

子どもや女性の腎臓病記事一覧

子どもの腎臓病(小児腎臓病)は多くの場合、学校の検尿で発見されます。ただし、ほとんどは軽い段階のため、厳しい運動制限や食事制限を行っていく必要はありません。腎臓病で入院する子どもの病気では、腎炎とネフローゼ症候群が多く、全体の約7割を占めています。その他は、続発性腎炎、乳児にやや多い尿路感染症があります。15歳以下の子どもの診察は小児科となります。小児科の腎臓病の専門医を受診するようにしましょう。...

子どもの腎臓病の治療法も、基本的には大人の腎臓病の治療と同じです。安静に過ごし、食事や運動制限を行い、薬物療法を用いていきます。ただし、子どもの場合は成長期にあるため、そのことを十分に考慮していかなければなりません。心配のあまりに過度な運動制限や食事制限を行うと、大きなストレスがかかり、心身の成長に影響を与えてしまいます。病気の治療も大切ですが、日常生活の送り方にあまり神経質にならないことも重要と...

妊娠、出産というものは、女性の臓器や器官をフルに働かせます。しかも、子宮の中で赤ちゃんが育ってくると、赤ちゃんが出す老廃物が胎盤から血液中に排出されるため、それを処理する腎臓はさらに大きな負担がかかってしまいます。腎臓に障害がない健康な女性でも、腎機能が低下して妊娠中毒を起こす場合もあります。そのため、以前までは腎臓に障害を持っている女性は、妊娠・出産は禁止されていました。また、禁止とまではいかな...