よいかかりつけ医の見つけ方

よいかかりつけ医の見つけ方記事一覧

病院に行くと医師からは「とりあえずCT検査をしましょう」「念のためMRI検査もしておきましょう」と検査をすすめられることがあります。患者さんからみれば「必要な検査なんだから仕方ない」と考えるのがふつうで、医師の指示には従うしかありません。日本人は検査が大好きなところもありますから、とりあえず紹介された検査をすべて受けることで安心できるのかもしれません。しかし、なかには必要のない検査を過剰に受けさせ...

腎機能が低下して慢性腎臓病(CKD)が進行したような場合は、一般的には人工透析しか残されていないと考えられています。もう1つの方法として腎臓移植もありますが、これは腎臓の提供者が必要で、日本ではなかなか実現していないのが現状です。もし医師から「腎機能の低下が著しいですね。この数値ではもう人工透析をするしかありません。」と言われた場合、患者さんは言われるがままに人工透析をするしかないでしょうか。ただ...

がんになる人が増加し、日本人の8割以上が病院で死を迎えています。そして、最近はがんの告知や余命宣告も当たり前となってきました。余命宣告についてはみなさんはどのようにお考えでしょうか?「私はごまかされるよりはっきりと真実を伝えてもらったほうがいい」という人もいれば、「自分は動揺して落ち込んでしまうので、できるだけ言わないでほしい」と考える人もいるでしょう。余命宣告がいいのか悪いのかについては、単純に...

近年の医療技術の進歩はめざましく、この前までは常識となっていたものが、ある日から非常識となってしまうこともあり得ます。そのため、常に勉強して新しい知識を得ていく必要がりますが、医師のなかには常識が昔のままの状態の人もいるようです。たとえば、食欲がないと言うと「少しでも食べないとダメ。食べないと元気にならないよ」という医師です。一見すると正しいことを言ってるように思えますが、昔の根性論に似ていて危険...

病院で扱われる「紹介状」とは、次に託された医師が治療をしやすいように必要事項をまとめたものです。正確には「診療情報提供書」と呼ばれます。紹介状を受け取った医師は、それを見て患者さんの病状や診断結果を知り、今後の治療に役立てます。一から検査をし直す必要がなくなるので、患者さんの負担を省くことができます。また、紹介状を書いてもらうと、医療費がかなり安くなるというメリットもあります。→かかりつけ医の紹介...

「どうせ治らない病気なので」「この病気は一生治りません」このようにひどい言い方をされ、腹が立った患者さんもいるようです。なかには、治らない病気ということで、診察すらまともにしてくれない困った医師も。患者さんにとって医師は、病気を治してもらえる心強い存在です。しかし、突き放された発言をされるとショックで絶望してしまいます。「いや、治らないのは事実だから仕方ない」「正直に言ってくれる」と評価する声もあ...

「新しい薬が入ったのでこちらに変えてみましょうか」「新薬が出たので試してみましょう」かかりつけ医からこのようにすすめられると、患者さんは断りにくいでしょう。新薬と聞くだけでいかにも効き目がありそうなので、「じゃあ新しい薬にしてみようかな」と、とくに深く考えずに変えてしまう人も多いです。しかし、新薬がどの患者さんにも効果が高いというわけではありません。今まで使っていた薬で安定した状態を保っているのな...

主治医から診断を受けたときや治療法が提示されたときに、別の医師の意見を聞くことをセカンドオピニオンといいます。少しでもいい医師に巡り合うための患者側の権利として重要性が広まっており、最近はセカンドオピニオンをする人もどんどん増えています。その一方で、医師のなかには露骨にセカンドオピニオンを嫌う人もいます。医師としてのプライドもあり、別の医師に相談されることはいい気分ではないかもしれませんが、セカン...