肝臓がんには初期症状なし

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肝臓がんには自覚症状なし

肝臓がんには、初期症状や自覚症状というものがほとんどありません。
会社の健康診断や肝臓病の検査などで偶然発見されることがほとんどなので、昨日まで健康だと思っていた人が急に肝臓病の患者になってしまうという事態になってしまいます。

 

初期症状もないうえに、発病しても日常生活には支障が出てこないため、自分で気づくケースはきわめてまれです。体の不調を訴えるのは、がんと併発した肝硬変が進行したときであり、症状には発熱、腹痛、むくみ、黄疸(おうだん)、腹水(ふくすい)などがあります。

 

したがって、肝臓がんの早期発見と早期治療のためには、定期検診が重要です。自分の肝臓は大丈夫だと思っている人ほど危ないので必ず受けるようにしましょう。

 

気づくきっかけは検査

 

肝臓がんが見つかるきっかけとなるのは、医療機関での検査がほとんどです。

 

  • 会社・地域の健康診断
  • 肝臓病の検査
  • 40歳以降の節目健診

 

なかでも節目健診とは、40歳以降に5年ごとにおこなわれるウイルス肝炎の検査です。厚生労働省によって定められており、市町村の住民健診で実施されています。

 

検査の内容は、血液を採取してウイルスが存在するかどうかや抗体の有無の確認をおこないます。また、問診で肝臓がんの可能性がるかどうかも調べます。

 

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肝臓がんの原因は肝炎ウイルス
がんの発生の原因は、食生活の乱れや運動不足、タバコなどが挙げられますが、肝臓がんの場合はほとんどが肝炎ウイルスになります。感染経路も合わせて知っておきましょう。
肝障害の進行と症状
肝臓がんには大きな前ぶれとなる症状はなく、急に発病したかに思えますが、実は気づかないところで肝臓病は進行していたのです。
肝臓の特徴と再生能力
肝臓は大きな臓器であり、再生能力があるため傷がついても修復することができます。血流も多く、胃腸や胆のうとも連携しています。
多発しやすい肝臓がん
肝臓がんの特徴の1つに、小さなかたまりが複数できやすいというものがあります。早期の段階でも多発するので注意です。
原発性と転移性の肝臓がんの違い
肝臓がんは、原発性か転移性かによってその性質は大きく異なります。一般に肝臓がんと呼ばれているのは、原発性肝細胞がんになります。
肝臓がんの再発率は3割
肝臓がんは再発しやすいという特徴があり、一度治療をしても安心はできません。長期的な経過をみていく必要があります。
血液検査で肝機能を調べる
血液には、肝臓から排出されたさまざまな物質が含まれています。検査をして成分を調べてみると、肝機能の状態、がんの有無などが分かります。
肝臓がんの発見と検査方法
肝臓がんの状態を知るには、超音波、CT検査などの画像診断をおこなっていきます。検査方法によって、それぞれ長所や短所があります。
腹腔鏡検査と針生検
画像診断よりもさらに詳しい診断ができるのが、「腹腔鏡検査」や「針生検」です。肝臓の中身を直接みて、がんの判断をおこなっていきます。