肝臓がんの発見と検査方法

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肝臓がんの発見と検査方法

 

肝臓がんの発見にもっとも効果を上げているのが、画像診断です。血液検査では、血中の物質を調べることによって、肝障害があるのかを推測しますが、画像診断では、体内の様子をモニタに映し出して、肝臓の形をみて、がんの詳細を特定していきます。

 

 

検査を受けても、痛みや大きな副作用もないため、問題はありません。X線を照射する検査もありますが、健康を害する程度の被爆ではありません。

 

 

■超音波検査

 

患者さんがベッドに寝て、腹部に検査機器を当てて超音波を送るだけで終わります。モニタで映して見ていきます。痛みも副作用もない安心な検査方法ですが、検出力に限界があります。

 

 

■CT検査

 

患者さんは台に横たわって、X線を放射していきます。体を輪切りにしたような画像でがんを特定していきます。最新のCT検査として、ヘリカルCTというものもあります。こちらは、一度に何枚もの写真を撮影でき、立体的な画像になります。

 

 

■造影CT

 

造影剤を注射してから、CT撮影をしていきます。血管が白く映るので、がんの位置の詳細が分かります。

 

 

■MRI検査

 

CTと同じように、磁気を使って撮影していきます。

 

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肝臓がんには初期症状なし
肝臓がんには、初期症状や自覚症状といったものがほとんどありません。進行した後の症状や、肝臓病の検査で気づくことが大半です。
肝臓がんの原因は肝炎ウイルス
がんの発生の原因は、食生活の乱れや運動不足、タバコなどが挙げられますが、肝臓がんの場合はほとんどが肝炎ウイルスになります。感染経路も合わせて知っておきましょう。
肝障害の進行と症状
肝臓がんには大きな前ぶれとなる症状はなく、急に発病したかに思えますが、実は気づかないところで肝臓病は進行していたのです。
肝臓の特徴と再生能力
肝臓は大きな臓器であり、再生能力があるため傷がついても修復することができます。血流も多く、胃腸や胆のうとも連携しています。
多発しやすい肝臓がん
肝臓がんの特徴の1つに、小さなかたまりが複数できやすいというものがあります。早期の段階でも多発するので注意です。
原発性と転移性の肝臓がんの違い
肝臓がんは、原発性か転移性かによってその性質は大きく異なります。一般に肝臓がんと呼ばれているのは、原発性肝細胞がんになります。
肝臓がんの再発率は3割
肝臓がんは再発しやすいという特徴があり、一度治療をしても安心はできません。長期的な経過をみていく必要があります。
血液検査で肝機能を調べる
血液には、肝臓から排出されたさまざまな物質が含まれています。検査をして成分を調べてみると、肝機能の状態、がんの有無などが分かります。
腹腔鏡検査と針生検
画像診断よりもさらに詳しい診断ができるのが、「腹腔鏡検査」や「針生検」です。肝臓の中身を直接みて、がんの判断をおこなっていきます。