肝臓がんの原因は肝炎ウイルス

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肝臓がんの原因は肝炎ウイルス

がんになる要因を聞かれて思い出されるものといえば、運動不足、栄養の偏った食生活、お酒、タバコなどの生活習慣病に関わるものがありますが、肝臓がんの場合ははっきりと異なっていることに特徴があります。もちろん、これらの悪い生活習慣もがんの促進に関係していますが、原因のほとんどは肝炎ウイルスによるものであることが分かっています。

 

肝炎ウイルスとは?

 

肝臓の炎症性疾患であるウイルス性肝炎の原因となっているウイルスであり、主にA〜Eの5種類ありますが、そのうちのB型とC型の2種類ががんに関係しています。

 

・A型・・・急性肝炎を引き起こすことがありますが、がんにはなりません。不衛生な水や食料によって感染します。

 

・B型・・・急性肝炎と慢性肝炎に分かれます。急性の症状は、発熱、全身倦怠感、食欲不振、嘔吐、黄疸など。慢性の症状は、自覚症状は少なく、食欲不振や、全身倦怠感を訴える程度のもの。がんや劇症肝炎なども考えられます。感染源は、輸血・医療事故などの血液感染、母子感染、性行為による感染があります。

 

・C型・・・症状はB型と似ていますが、慢性肝炎に移行するケースが多いです。そのままがんになってしまうこともあります。主な感染源には血液感染があり、かつては輸血による感染が多数ありました。性行為や母子感染の可能性もありますが、感染力はB型より弱いです。

 

・その他・・・D型は慢性肝炎を誘発する場合があります。感染経路はB型とほぼ同じです。E型は劇症肝炎の原因となり、感染源はA型と同じように不衛生な食料を摂取することによります。

 

肝臓がんは、原因がウイルスと分かっており、感染経路もある程度は特定できるのにもかかわらず、患者数は減ってはいません。その理由は、感染になかなか気づかない人が多いためです。症状の進行やがん化を防ぐには、感染していることに気づくことが大切です。

 

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肝臓がんの原因は肝炎ウイルス関連エントリー

肝臓がんには初期症状なし
肝臓がんには、初期症状や自覚症状といったものがほとんどありません。進行した後の症状や、肝臓病の検査で気づくことが大半です。
肝障害の進行と症状
肝臓がんには大きな前ぶれとなる症状はなく、急に発病したかに思えますが、実は気づかないところで肝臓病は進行していたのです。
肝臓の特徴と再生能力
肝臓は大きな臓器であり、再生能力があるため傷がついても修復することができます。血流も多く、胃腸や胆のうとも連携しています。
多発しやすい肝臓がん
肝臓がんの特徴の1つに、小さなかたまりが複数できやすいというものがあります。早期の段階でも多発するので注意です。
原発性と転移性の肝臓がんの違い
肝臓がんは、原発性か転移性かによってその性質は大きく異なります。一般に肝臓がんと呼ばれているのは、原発性肝細胞がんになります。
肝臓がんの再発率は3割
肝臓がんは再発しやすいという特徴があり、一度治療をしても安心はできません。長期的な経過をみていく必要があります。
血液検査で肝機能を調べる
血液には、肝臓から排出されたさまざまな物質が含まれています。検査をして成分を調べてみると、肝機能の状態、がんの有無などが分かります。
肝臓がんの発見と検査方法
肝臓がんの状態を知るには、超音波、CT検査などの画像診断をおこなっていきます。検査方法によって、それぞれ長所や短所があります。
腹腔鏡検査と針生検
画像診断よりもさらに詳しい診断ができるのが、「腹腔鏡検査」や「針生検」です。肝臓の中身を直接みて、がんの判断をおこなっていきます。