食道がんの初期症状
症状はほとんどあらわれない
多くのがんでも初期症状はほとんどありませんが、食道がんの場合でも、はっきりと自覚できるような症状というものはありません。ただし、
- のどに変な違和感を感じる
- 刺激の強いものを食べたときに胸が痛む
- 大きなものが飲み込みにくい
といったような症状はみられることがあります。
がんが大きくなり始めると、食道の内部を圧迫するようになり、のどの詰まりを感じたり、食べ物が飲み込みにくくなったりします。
また、食事の量もじょじょに減ってくるので、体重の減少もみられるようになります。
胃の内視鏡検査で発見されることも
食道がんは、人間ドックなどで発見されることがあります。胃に不快感をおぼえる人が内視鏡検査を受けて、偶然に食道がんが発見される例もあります。
早期のがんでは自覚症状がないために、このような検査でみつかることが多くなります。
嚥下(えんげ)障害とは?
食べ物や飲み物が飲み込みにくくなることを嚥下障害といいます。食道がん以外にも、嚥下障害を起こす病気がいくつかあるので注意しておきましょう。
食道の粘膜が炎症する食道炎や食道潰瘍、食道の内壁が膨らむ食道憩室があります。
他にも、胃の噴門が開かなくなる食道アカラシアや、食道の粘膜が硬くなる進行性全身性硬化症があります。
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