緊張型頭痛の原因
緊張型頭痛は筋肉から痛みが発生する頭痛です。主に、首にある筋肉(肩甲挙筋)や肩にある筋肉(僧帽筋)のこりと緊張が原因となって起こります。
一度頭痛が発生すると、その痛みによってさらに緊張が増幅されて、ますます痛みが強くなってしまうという悪循環に陥ることになります。
頭痛発生までのプロセス
筋肉が固くこって、血流が悪くなる
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疲労物質や痛み物質が筋肉にたまる
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首や肩がこるようになり痛む
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筋肉のこり、緊張によって、後頭部の神経も影響を受ける
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頭痛の発生
筋肉を疲れさせる要因には、冷え、運動不足、ストレス、なで肩、生活習慣、肉体疲労、姿勢の悪さなどがあります。
他にも、歯のかみ合わせ、うつや気分の落ち込みによる筋肉の緊張、メガネのサイズが合わないことなども意外な原因として考えられます。
姿勢の悪さを直そう
ふだんから姿勢が悪い人は、少しずつ直すようにしていきましょう。長時間のOA機器の操作やデスクワークなどで、うつむいたままの姿勢でいると、頭の重さにより筋肉への負荷は相当なものになります。これらは「うつむき症候群」ともいわれたりします。
また、緊張型頭痛が女性に多い理由は、男性よりも筋力が弱く、首や肩の筋肉が疲労しやすいためです。
首の骨の異常も頭痛に関係
- なで肩
なで肩の人は肩の位置が低く、後頭部の筋肉が下に引っ張られるため、こりやすくなります。
- 直頸椎(ちょくけいつい)
首の骨は本来は少しカーブを描いていますが、これがまっすぐな人は直頸椎と呼ばれます。首の上下運動に対するクッションが弱くなるため、筋肉に負担がかかりやすくなります。
- 逆湾曲椎(ぎゃくわんきょくつい)
首のカーブが本来とは逆の方向に曲がっているため、首の筋肉に負担がかかりやすく、こりが起こりやすくなります。
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